http://happy-train.net/朝から強風が吹き台風が近付いている天候だったが、雨が降り始めたのは午後３時半頃からだった。

そんな中、はるか九州から来阪して来た友人と会った。彼とはあるお寺さんとのえにしから知り合ったのだからそれこそ「ご仏縁」だが、もう３０年以上の月日が流れている。

それから毎年夏と冬にやって来てくれて恐縮しているが、互いの孫も同年代なのでいつも孫談義となる。

台風のことが心配なので３０分ほど喫茶店で過ごして別れたが、新幹線が運休にならないことを願っている。

仕事で台風に何度も大変な目に遭遇したことがあるが、九州で行われる大規模な社葬に向かう時に中国道で通行止めで降ろされたことが２回あった。１回目は広島県の千代田インターで、２回目は小郡インターだった。

どちらも国道２号線を走行。関門トンネルを経て九州へ入ったが、ホテルに夕方に到着してシナリオチェックを考えていたら、どちらも深夜の到着で心身とも疲労困憊することになった。

体験した強風は半端じゃなく、前方を走っていた大型トラックが横風で流されていたのを目撃して恐ろしくなったし、トンネルを抜けた瞬間にハンドル操作に抵抗が生じるようなことが何度もあり、絶対に４０キロ以上の速度で走行することは危険だった。

台風がやって来ていることは承知して大阪を出発していたが、途中のインターチェンジで降ろされることは想定外。広島市内のホテルや山口県湯田温泉のホテルに宿泊して次の日早朝の新幹線という手段もあったが、音響に関する機材を積んでいたこともありどうにもならなかった。

大阪から７００キロ位以上も走行するのだから大変だが、何十回と往復した体験がある。

山口ジャンクションから下関の間に「吹田から５００キロ」という表示看板が存在しているが、この区間の走行は坂戸カーブが多いので危険である。過去に「やっくん」が事故死したのもこの辺りだが、いつも緊張しながら走行していた。

台風が日本列島に襲来する状況の中、国会では衆議院で安保法案を可決してしまった。小泉進次郎議員が自民党の悪い部分が表面化したと批判的な指摘発言をしていたが、自民党議員の会議光景のニュース映像の中で、麻生大臣が各議員に呼び掛けて「皆さんの事務所に抗議の電話は？　意外と少なかったでしょう」と発言されていたが、国民を馬鹿にした発言のようで感じ悪かった。

元自民党の議員だった長老の「藤井氏」が「岸総理は論理的に安保改定を進めていたもので、基地の提供は出来るが外国に派兵することは出来ない。それは憲法があるからだと発言されていた。安倍総理は大きな勘違いをされているよ」と発言されたことが印象に残った。

１９６０年の時は、国会の回りに３０万人の人達が取り囲み、乱入した出来事も伝えられており、それからすると国民も随分と大人しくなったような気がするが、無関心という姿勢は考えるべきで、近い将来に徴兵される若者が出ないことを祈っている。

今日の写真は今日の午後２時以降に運休となった「特急くろしお」を。