2013-06-13

話題と思い出  NO 3309


 週刊新潮や週刊文集で特集されている皇室に関する記事が話題を呼んでいる。昔だったら絶対に考えられないタブーの世界まで書かれているようだが、ここまで書いてもいいの?と疑問を抱く読者が多いと想像する。

 選挙が近付くと政治家の醜聞について触れられる記事も増えるが、東京都の猪瀬知事の過去の交通事故問題が浮上している。同乗していた女性の暴露から発覚したみたいだが、飲酒運転で事故現場からすぐに離れてしまったと言うのだから事実なら驚きである。

 指摘された本人は、軽微な事故だったので問題なかったと判断していると反論されていたようだが、同乗の女性によるとフロントガラスが割れていたそうなので決して軽微ではなかったと考えられる。

  政治家に立候補するなら脛に傷を持つ人は止めるべきだろう。大手飲食店のトップが自民党から比例区で公認候補と話題を呼んでいるが、ブラック企業と指摘さ れる過去があり、「年中死ぬまで24時間働け」という内部文書が表面化したり、始めた介護ビジネスで死亡事故が起き、裁判所から賠償が命じられた判決も発 表され、そんな状況で立候補するなら公認している自民党にも大きな問題が波及すると予想されている。

 昔、大手サラ金会社で大きな問題が 浮上した事件があった。取り立てで「腎臓を売れ」なんて信じられない暴言が放たれ、告発されて公判になった際に被告の母親が情状酌量を求めて証人となって 注目を浴びていたが、その被告は大学卒業してその会社に入社したものだが、すぐに取り立て担当になってエスカレートしてしまった背景があったようである。

  また、盗聴問題でトップが逮捕された大手サラ金会社の事件が記憶に残っている。全社員が出社時に会長の写真に「おはようございます」と挨拶を強いられ、帰 社する際にも決められたことを写真に向かって行っていたようだが、こんな遠い時代を彷彿させるような低次元なことが現実に行われていたことが滑稽で、社員 の皆さんに哀れみさえ感じてしまう出来事だった。

 ある会社で信じられないことが行われていた。新入社員に強制的に命じたのは駅の雑踏の 中で大声で喋ること。それによって個性や感性をなくしてロボットみたいな人間を形成させるのが目的らしいが、そんなことを強いるコンサルタントの愚かさに 羞恥のレベルと言う冠を贈りたいものである。

 自己を捨てろという強制は少なくないが、軍隊の特殊な任務なら別だが、一般社会でこんなおかしな事実が罷り通っている不思議に驚いてしまうし、そんな人達に「リッツ・カールトン」のクレドの中にある考え方を学んで欲しいものである。

「お客様は紳士、淑女である。そんな方々に接するには単なる召使ではなく、我々も紳士、淑女であるべきだ」

  昔、高校の卒業式から一ヶ月後に同じクラスだった人物に遇ったことがある。場所はミナミの戎橋の上だが、午後10時過ぎのこと。前方から学ランの集団が やって来た。その中に彼の姿を発見。京都の有名私学に進んだ彼は応援団に入部したそうで、その日が新人歓迎会で、飲まされたのかどうかはしらないが真っ赤 な顔でフラフラ状態だった。

 全国の大学で「一気飲み」で亡くなるという不幸もあったし、最近では長野県の湖に飛び込んで亡くなる事件も 報じられていたが、馬鹿な伝統は誰かが方向転換をするべき。新入生の時に「させられた」から「させる」という、体育系で最も悪い伝統が最悪なことぐらい大 学生なら理解出来る筈。USJで愚かな行為に及んで大学側が謝罪した恥ずかしい事件もあったが、いけないこと、おかしいことに「いけない」「おかしい」と 言える勇気を持つ人間でありたいものである。

久世栄三郎の独り言(携帯版)
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