2018-01-04

昔のこと  NO 8078

温泉湯豆腐齢を重ねて視力や体力が著しく弱って来ると人生の過去を振り返ることも多くなり、ある意味日々の出来事やニュースに敏感となる。

貴ノ岩の暴力事件で頭部の裂傷のニュース映像を観た時、思い出してしまったのが11年前に腹部の大手術を受けた際のこと。手術を終えてから確か8日目だったと記憶するが、主治医の「抜糸をします」ということから37針も縫った糸を抜くということになったのだが、処置が終わってからベッドの上に落ちていたホッチキスみたいな金属を目にしてびっくりした。当時から糸ではなくホッチキスだったからである。

手術が成功したから生かされている訳だが、手術前の説明で動脈の血管を止めるために血管内の不純物が流れる危険性があり、「それが心臓周囲なら心筋梗塞、頭部なら脳梗塞ということになります」と聞かされ、退院後の生活で気を付けていたのだが、1年も経たない1月の中頃から様々なおかしな兆候を感じ、その度に医院の先生に伝えていたが。「3月にMRI検査をします」と決まっていたのに、2月に発病してしまい、就寝してからら発病した最悪のケースとなり、救急車の車内で受け入れ先が見つからないところから30分の無駄な時間を過ごし救急病院に到着した時は最悪の状態で、医師と看護師の検査結果の会話を聞きながら終わった!と覚悟したことを憶えている。

入院した次の日から3人の専門の先生が担当してくださりリハビリが始まったが、1か月の入院後、転院してから3か月間リハビリに取り組んだが、絶対に杖を手にしてステッキのような感じで歩けるようにと他の患者さん達から驚かれるように歩くことに固執して積極的に取り組んでいた・

そんな甲斐あって歩けるようになったが、嚥下障害が半年間続き、錠剤の薬を飲めずに全てを砕いて貰って粉末にして貰っていた。

最もおかしな症状は左半身の温覚と痛覚が麻痺していたことで、左腕に注射針を刺しても一切痛みを感じないし、銭湯の湯と水の蛇口は左手で蛇口を押さえ、適温の確認は右手という不便も強いられたが、湯船に入ると左半身が水風呂に感じる気持ち悪さは言葉で表現出来ないもので、それは発病する1週間前に表れており、一過性脳梗塞だった証となるだろう。

2年ほど前から注射針のチクッと刺される痛みを感じるようになって来たし、浴槽内でも左半身が水風呂から温めの湯になって来たので抵抗感も薄らいだが、後遺症である複視と視力のダウンとフラフラ感は悪くなる一方で、今年の誕生日が迎えられるかどうかと考えている。

旅の話題に変えるが、年末から九州旅行へ行っていた友人夫妻が帰阪。帰省のUターンラッシュと重なり大変だったそう。

彼らは随分前からグリーン車を予約していたので問題はなかったが、利用した温泉旅館もいっぱいでスタッフが限界を超える仕事をしているのを目にして手伝いたくなったと話していた。

ネットのニュースで湯河原温泉が集客を目的に様々な企画をしているそうだが、外国人観光客が箱根や熱海に行ってしまい、日本人観光客も少なくなる一方で行政も悩んでいるようなことが報じられていた。

過去に湯河原に立ち寄ったことがあった。選択した旅館は和風が売り物で10室しかなく、航空会社とコラボしている料理が話題を呼んでいた。

特に知られていたのは朝食の豆腐と玉子焼きで、それは絶品であったと印象に残っているが、大浴場に一人で入っていると扉が開いて中学生ぐらいの男の子が服のまま入って来てびっくり。

すぐに出て行った彼は、次に女湯の方へ行ったみたいで女湯から「キャー」という叫び声が聞こえた。

夕食時に女将さんが各部屋を回られ、「申し訳ございません」と謝罪をされていたが、男の子は中国人ファミリーだそうで、日本の旅館を初めて体験したそうだった。

そうそう、この夕食時に1分毎程度に障子が「カタカタ」と音を立てていることに気付いて質問したら、数日前から熱海と大島の中間で群発地震が続いているそうで、寝付きが悪かったことも憶えている。

今日の写真はもう一度食べたい嬉野温泉の「温泉湯豆腐」を。
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