2018-01-01

新年を迎えて  NO 8075

急行 銀河 A寝台大晦日のNHKのBSでは「黒澤明監督」の作品を放送していた。「七人の侍」「生きる」「用心棒」「椿三十郎」「赤ひげ」と続いていたが、食傷気味の「紅白歌合戦」を観ない人達には歓迎されただろうと想像する。

年末にシベリア鉄道を特集する番組が続いていた。それを観ながらふと思い出したことがあった。青春時代に1歳年下の親戚の女の子がおり、彼女が高校を卒業すると同時にヨーロッパを回って来ると出掛けたのだが、ウラジオストクまで船を利用し、シベリア鉄道で行ったのだから驚いたのは言うまでもない。

シベリア鉄道は全行程9288キロで、当時は8泊以上要した筈。若い女性の一人旅でそんな計画をするとは理解出来なかった。

長い間会っていないが、元気にしているのだろうかと気に掛かる。今年は一度連絡をしたいと思っている。

元日を迎え「初日の出」を目にしたいとあちこちへ出掛けた人達のニュース映像が流れていた。「赤富士」「ダイヤモンド富士」を目的に絶景スポットで待っていた人達もいたし、温泉の露天風呂の中から富士山を観ていた人もいた。

三重県の「二見が浦」にある夫婦岩の間から初日の出を求めた人もいたし、伊勢神宮の宇治橋の手前にある鳥居から見える初日の出を求めた人もいた。

航空会社が機上で初日の出を観るツアー企画も人気が高いし、観光地のホテルや旅館が企画をしていたものも増えている。

署が津料金は3割増しになるのが一般的だが、正月しか行けない人達には納得されて利用されているようだ。

昔、友人ファミリーで正月旅行に誘われて出掛けたことがあった。準備していた「お節料理」を持参して日光、鬼怒川、箱根に行ったものだが、この時に想定外の出来事があったことを憶えている。

それは浅草から利用した東武特急「きぬ」の車内での体験談だが、同じ座席指定の切符を持った人3人とバッティングしたからだった。

事情を知った車掌さんが空席に案内してくれて何とか行けたが、帰阪してから旅行事情に詳しい人物に話したら、それは旅行会社が承知で発券したものだろうろ言われた。

つまり、東京までの「急行銀河。の寝台券、帰路の新幹線、旅館の予約が全て出来たのに、東武鉄道の特急だけ取れなかったということで、それで全ての行程がキャンセルされてしまうことを避けたからで、車内で車掌さんが何とかするだろうということを前提としていたということだった。

3泊の宿泊料金はかなり割高だったし、仲居さん達にお年玉というかたちで祝儀をするのが常識だった時代で、ポチ袋と新札を準備する必要もあった。

ここからは「幸せ列車」の「10年前の独り言」から転載を。

大晦日  NO 2079   2007-12-31

朝からの強風が夕方には台風並みに。その影響で我が欠陥住宅が揺れている。全国的に大寒波の予報が的中、ニュースで九州佐賀県の峠の雪景色を観た。

大阪の元日の天気予報では「初雪」が降るみたいで、大晦日の冷え込みが厳しそう。そんなところから除夜の鐘のお手伝いが大変。

雑用に追われ、銭湯の最終客。友人の割烹のオヤジが次男坊と一緒に来ていたが、今晩は「柚子風呂」で、いつも以上に温もり、帰宅してからタオルが手放せないぐらいだった。

「人々の喜び悲しみのすべてを押し流すように今年が流れ行きますが、**家の歳の瀬は深いお悲しみの中で迎えられています」なんてフレーズを喋ることもあるが、担当をさせていただきながら、気付けばまた数えで齢を重ねることになる。

来年はどんな年になるのだろうかと期待をしたいが、今日のニュースで大阪府が負債の先送りやりくりで予算を組み、ひどい赤字を隠していたことが発覚。知事選を前に「深刻」な申告問題勃発である。

太田知事さん、ちょっとひどいじゃありませんか。さて問題は来月の選挙で決められる新知事さんだが、立候補を決定されている橋下氏の人気がもうひとつ。そ れは、お笑い芸人の人達に相談をして出馬を決断したという一言が最悪。撤回した「2万パーセント出馬はしません」という発言も拙かったようだ。

一方で、平松新市長の活動が始まり所信演説で「オシャベリは100点で内容は50点」という反勢力側の発言があったが、私が気になるのは、どうも意識して大阪弁を喋ろうとされているのではという懸念。イントネーションがベテランアナウンサーとしてはおかしくて説得力が欠けるように感じられる。

「どげんかせんと!」と言われた宮崎県とは異なる大阪の事情、元アナなら、それを最大限に活かされるべきだと伝えたい。

2000年12月27日付け毎日新聞夕刊の万能川柳に『足らぬのは予算でなく知恵だろう』というのがあったが、野党側もただ政党違いのイジメ根性に溺れていると市民のしっぺ返しを受けるだろうし、『支持党と育毛剤変えた年』なんて言われないようにしたいものである。

12月31日付けの川柳に『世紀末、国も家計も真っ赤赤』『除夜の鐘、ローンと聞こえ嫌になる』もあった。

今日の写真は「急行 銀河」の当時のA寝台を。
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