2017-12-25

クリスマスの日に  NО 8068

駅のホームの電光掲示板手足の冷えが酷い。少しでも和らげばと朝から入浴して温まった。バリアフリー対策はしてあるが、フラフラ感があるし貧血みたいに立ち眩みをすることがあるので気を付けなければならない。

まだ介護も介助も不要だが、何処かへ出掛ける時は保護者を要する状態なっているし、歩行中に出会う知人や友人達から「歩くスピードが落ちたね」と言われる。

自宅のインターホンが鳴って宅配便が届いた。毎年暮れになると恵贈してくれている「干支」の入った瓦で、送り主は深いご仏縁のある松山市の同業者だった。

過日にお歳暮として特産品の「紅マドンナ」を頂いたこともあって恐縮しているが、あの美味しさは別格で幸せ感さえ覚えた。

四万十川を見たいと思って夫婦で四国を一泊で半周したことがあるが、その時に道後温泉で娘さんと一緒に食事をしたことを思い出す。

彼のブログを開いて見たら久し振りに更新されており、娘さん達のことも触れられていたし、九州の仲間から嬉しい電話があったことを書いていた。

さて、新入社員の教育に提案していたことがあった。それは一冊のノートを用意してその日に気になったり学んだことを書き込み、その日の内にジャンルを分けた別のノートに区分けして転載するという日課の義務で、「宗教」「司会」「サービス」「悲しみ」「ご遺族」「会葬者」「取引先」などと細かく分けていたが、もっと進化したスタッフには「宗教用具」「宗教歴史」「宗教作法」「お寺様」「音響システム」などと細分化を求めていた。

人には様々な性格があり、自身の遊行を優先させるような人物もいたが、上記のノートを実践するかしないで成長の度合いが異なるのは当然で、自身の学びのレベルの低さを認識した社員が退職の道を選んだことあったのは事実である。

「司会」には天性が重要という意見もあるが、私の経験ではそれに対して否定的で、礼節を重視し、謙虚な姿勢で一生懸命に担当することで「優しさ」というハートが伝わるようになり、ここに「ホスピタリティー」の真髄が秘められていると教えて来た。

私が担当した葬儀で忘れられない体験があった。あるお寺の住職さんからの依頼でご遺体がすでにお寺の本堂へ搬送されているケースだったが、担当者が対応して通夜を終え、葬儀当日に行って驚いたのが弔電の数量で、100人程度の会葬礼状しか用意していないのに300通を超えていたからだった。

弔電の順位の確認をしなければと開いて驚いたのは発信された方々のお名前で、誰もが知る芸能人が多く、テレビやラジオの放送局もあったからだ。

疑問を抱きながら寺院控室で導師と打ち合わせをしたら、喪主さんがラジオ番組で話題になっていることを教えられ、レコーディングされた曲も存在していることを知った。

その葬儀を問題なく終了。導師、喪主さん、葬儀委員長と一緒に火葬場に向かったが、その車中で喪主さんから次のように言われた。

「ご住職から最高の司会者だからと聞いていたけど、あなたは普通じゃないね。局アナだってあんなにうまく喋られないと思うレベルで、何より優しく心の扉を開けてくれるイメージが最高で、亡き妻も喜んでくれていると思うのでお礼を申し上げる」

それから数年後、その喪主さんが亡くなられ、遺言から私が担当させていただいたが、改めて初心を再認識するきっかけとなったことに感謝して手を合わす次第である。

喪主さんは弊社の式場である「西館」がある「疎開道路」で串カツ店を開いておられた「通称「屋台のおっちゃん」で、占いや人生相談をされるラジオ番組の人気が高く、長崎県で古い童歌と伝わっている1977年発売の「デンデラリュウ」という曲のレコードでも知られていた。

この原曲はその後に長崎で有名なカステラ本舗のCMやトヨタのCMにも起用されているし、「さだまさし」さんや「福山雅治」さんのコンサートでも歌われている。

今日の写真は松山駅で撮影したもの。宇和島へ向かう「特急 宇和海」を待っているものである。
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