2007-08-09

連日の猛暑に  NO 1039


 朝、近所の喫茶店で読んだスポーツ新聞、ふと目に留まった記事が北京五輪に因んだ特集記事。その中に卓球の「福原 愛」選手監修?の中国語講座があった。

 中国語で葬送を意味する文字は「送終」で、これで「ソンチョン」と読むそうで、両親が死を迎えた際に掛け時計や置時計を贈る慣しもあり、それも「ソンチョン」と呼ぶそうだが、文字は「送」と「金」の字の右側に「中」と書く文字だった。 

 そんなところから、新築祝いに「掛け時計」や「置時計」をプレゼントしたら大変なことになるかもしれないが、監修や言葉の壁というものは複雑で奥深いものである。

 今日、私が担当したのは天台宗の葬儀。式次第の中で行われるご導師の作法に密教独特の世界があり、研修に来ていた新人の女性スタッフが、きっと「指パッチン」と思っていただろうと想像している。

 外の気温は35度近い厳しいもの。会葬に来られる方々も大変、エアコンの温度を下げていたらご親戚専用の和室が冷え過ぎて冷蔵庫の中みたいな状況で、開式前に温度設定をアップさせた。

 朝から依頼されたナレーションを創作、本社にメール送信してプリントアウト。ナレーターは女性スタッフに担当させたが、自然に喋る雰囲気が生まれ、少し成長したような感じがした。

  司会者向けの研修講義で比喩するのがゴルフのスイングのこと。スイングの最中に、偶々ボールが存在して当たって飛び出すことが理想ということ。マイクの世 界も同じで、「今からマイクで喋るんだ」なんて思ったらOBになってしまう。自然に喋っているところに偶々マイクが存在したというようになりたいものだ。

  アナウンスのことが出たところで昔の話題に戻るが、歴史に残る名調子のアナウンサーが2人存在されていた。どちらも実況に長けた人物で「志村正順」さんと 「和田信賢」さん。和田さんはご自身の実況中継を「瞬間芸術」と仰られたほどの方。随分昔、「高橋圭三」さんに和田さんの驚く逸話を拝聴したことがある が、そんな話しを耳にした私は本当に幸運だったと思うし、それによって独自の世界を創造できたような気もしている。

 これから月末までに遠方に出掛けることが3回あるが、何よりこの猛暑に気が重く、体調管理に気をつけようと思っている。どうぞ皆様も、お身体ご自愛くださいますように。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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