2007-07-14

近付く恐怖!  NO 1917


 雨の大阪、近所で有名な「虎ファン」が「甲子園に行く日だったのに」と嘆いていた。

  一方で、親孝行をと考えて勝浦から新宮への旅行を予定していた友人が「やり直し」と腹を立てていた。随分前から列車と旅館を予約し、勤務する会社に3日間 の休日届けを出していた彼、まさかクレーン車のガード事故から列車が脱線、阪和線がストップするなんて想像もしなかったこと。おまけに襲来する台風でダブ ルパンチ。「神様が行かない方がよいとしてくれたのかも?」と慰めてきた。

 そんな彼、列車が不通で開通見通しが不明と知った時、車で行こうと思ったそうだが、白浜から先の42号線のカーブを思い出し、車酔いするお母さんのことを配慮して断念したそうだ。

 旅館にキャンセル電話を入れたら「次回のお越しをお待ちしています」とキャンセル料不要でホッとしたそうだが、JRや多くのホテルの損害は計り知れない高額なものになるだろう。

 ちょっとした不注意で考えられない事故につながり、それによって多くの人達に甚大な被害を及ぼすが、そこに生じるであろう「怒り」「恨み」のエネルギーを集約させると想像を絶するほど強烈なもの。これもマンネリの中で発生した事故のような気がしている。

 また、沖縄にゴルフに行く人達がどうにもならず、4人で「自棄酒」を飲んでいた。みんな宅配でクラブを送ってしまっている。「着払いで返送を」と依頼したそうだが、相手が台風では怒りの矛先の対象がなく「酒」の道となったようだった。

 彼らは1ヶ月ほど前、北海道行きか沖縄行きかで意見が分かれていたが、一人だけが沖縄が初めてということから決まったそうで、彼が酒の肴のターゲットにされ、酒代を負担されていると聞いて同情した。

 旅行などのレジャーなら、まだ救いがあるが、危篤の見舞いや弔問、会葬となれば大変な不遇。悔やんでも悔やみ切れない悲しみにつながるドラマも生まれてしまうのである。

 予想では九州に上陸、そこから宇和島の西側を通過してスライスするコースを辿り、我が大阪にも大きな影響を及ぼしそう。

私が何より嫌いで恐怖感を感じる台風だが、海水温度の上昇から大型化すると言われている分析。通り道の被害が少ないことを祈りながら手を合わす。

 皆様も万全の対策を!
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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