2013-04-07

東に向かって手を合わせ  NO 3245


 明日の「お釈迦様のご誕生日」が深いご仏縁に結ばれるご住職のお母様のお葬式。喪主を務められるのは東京のお寺のご住職と拝察するが、過去に東京のテレビ局の生放送の番組でご一緒にゲスト出演したご仏縁もあった。

 その番組に出演されていたのは「細川隆一郎」氏、「渡辺トモコ(現渡辺友子)」さん、「清水国明」氏だったが、司会を担当されていたのは「森本毅郎」さん。テーマはもちろん「お葬式」だった。

 放送局のスタジオは、新橋のSL広場前にあったビルの地下だったが、テレビカメラ3台全ての担当が全員若い女性だったので驚いた記憶がある。

  このご住職から東京ディズニーランドが開業してから間もなくの頃、「友人がホテルの支配人に就任したから」とお誘いを受けたことがあり、数組のお寺様の ファミリーとご一緒させていただいたことが懐かしいが、ホテルの部屋のウェルカムフルーツ、ウェルカムドリンクと共に添えられてあった支配人からのメッ セージの配慮に手を合わせていた。

 世の中は狭いもので不思議なこと。その時にご一緒した東京の別のお寺のご住職が来阪された際にお話を 伺ったら、その支配人が他府県の著名なホテルの総支配人に栄転されたと知ったのだが、それから1年後ぐらいに国際的な人物を偲ぶ会がそのホテルで行われる ことになり、交流のあった葬儀社の社長から依頼されてそのホテルを式場としてお願いし、プロデュースに併せてホテルスタッフの研修を懇願されて担当した歴 史もあった。

 これまで多くのテレビ出演の歴史があるが、葬儀に関する番組であれば葬儀の費用というケースが多いのは当然だが、ある冠婚 葬祭に関する知られた書物の中に「読経料」という表記があったのでその誤りについて指摘、あくまでもお布施であって「お経料」や「読経料」という言葉は間 違っていますと発言したら、テレビ局にお寺さん達から「正しいコメントだ」というお電話があったと聞いた。

 葬儀社の経営者が番組に出ることも増えたが、本物のプロでない人達の発言には軽率な失言が多く、葬儀をはっきりとビジネスと言い切り、ご遺族のことを「消費者」と発言した人物には衝撃を受けてしまった。

  そんな葬儀社が「感動させます」なんて信じられない言葉を売り物にしている現実にも恥ずかしい思いを抱いてしまう。何度も書いたが、感動とはサービスの提 供を受けた側の感想から生まれる言葉で、提供する側から「させます」なんて言葉は間違っても使うべきではなく、羞恥で不謹慎と知って欲しいものである。

  結びに、数日前、道で会った方から思い掛けない言葉を頂戴した。その方が「幸せ列車」の中の「結婚」のページにあった「新郎の父の謝辞」を息子さんの結婚 披露宴を控えていた友人に紹介したら、そのまま謝辞に使われたそうで、出席者から「よかった」と言われて喜んでおられたというものだった。

  挨拶を考えて暗記して喋るのではなく、「したためて参りました。読ませていただきます」と断って堂々と読むことがどれほど楽でスムーズに流れるかはご理解 いただけるだろうが、この割り切った考え方に抵抗感を抱かれて失敗してしまったり、途中で混乱が起きて恥ずかしい体験をされた方がどれほどいたのだろうか と想像する。

 この「独り言」からリンクで知られた「幸せ列車」のページだが、凄い世界だと驚かれ、そこで始まったコラムもご笑覧くださっているようで、「あんたもようやるわ!」と笑いながらエールをくださった。

  そうそう、その「幸せ列車」のページだが、今日の待合室のコラムに信じられないニュースが掲載されていた。乗客に人気の高いヴァージン航空だが、床がガラ ス張りになって景色が見えたり、天井がガラス張りで星空が見える航空機の発想を考えているというものだった。高所恐怖症で飛行機嫌いの人には絶対無理だ が、ご興味があれば画像もありましたので上部の<HOME>からどうぞ。
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