2013-04-02

猫の物語  NO 3240


 深いご仏縁に結ばれるお寺様のお母様のご訃報を知った。ご葬儀は東京で行われるそうだが、弔問も会葬も行けないので申し訳ない思いを託し、東に向かって手を合わせた。

 最近は、我々団塊世代が喪主を務めるご不幸が多い。互いが高齢の親の存在がある年代になったという事情があるが、知人や友人が会社ではなく自宅に電話を掛けて来るケースがあり、時には深夜に電話が鳴ってびっくりすることもある。

  夜、お世話になっている医院に行ったら珍しく患者さんが少なかった。過日に大きな病院で検査を受けた内容について報告をし、常用する薬を頂戴して来たが、 戻ると関東に在住する孫達から電話が。ずっと願っていた猫を飼い始めたそうで、ネットで探して千葉県まで出掛けたと教えてくれたが、我が家にある筈の「猫 ちぐら」の存在を聞かれた。

 それは随分と前に娘からプレゼントされたものだが、我が家の悪猫の住居とは歓迎されず入らないので邪魔になり、何処かに仕舞い込んである筈なので探さなければならない。

過去の「独り言」で「猫ちぐら」の写真を掲載したことがあるが、新潟県の山間部の御年寄り達が藁を編み込んだユニークな代物。人気があって注文してから半年ぐらい待たされるそうなので電話をしてきたものだと想像する。

 ペットを飼うことは悪いことではないが、病気や高齢になって死を迎える瞬間が余りにも悲しくて寂しい。言葉のコミュニケーションがないので想像するしかないが、これまでに何回も飼っていた猫の死を看取ったので思い出してしまう。

  隣との間に親猫が落としたようで、生まれ立ての子猫の弱々しい鳴き声から、壁をぶち破って発見したこともあったし、自動販売機の下で空腹を訴えるように泣 いていた子猫を娘が拾って来て、餌を与えたら居着いてしまったこともあったが、それぞれが十数年生きていたので寿命としては恵まれたと思っている。

 我が家に3匹の猫がいた時期もあった。不思議と拾われるような巡り会いがあったからそうなったのだが、魚料理で食事をする際の賑やかな光景は大変だったのも懐かしいところ。

  猫でも魚に一切興味を抱かない性格もあるようで、今我が家にいる悪猫がそうだが、ペット専用のカリカリした食事しか食べないので続けていたら、様子がおか しくなって獣医さんで診察を受けたら人間でいうところの成人病だそうで、病気専用の餌を与えなければならなくなったのだが、この餌が高額で、普通の4倍な ので閉口している。

 これだけ猫との生活を過ごしてきた歴史があるのに、長い入院生活から戻ったら猫アレルギーに悩まされて驚いた体験もあった。考えてみれば、それだけ病院が清潔に保たれていたということになるが、猫アレルギーと診断されて薬を服用したら一気に回復したので不思議である。

 犬は嗅覚に特徴があるが、猫は聴覚が優れているのだろうか。内扉から飛び出て庭に出たままにして何処かへ出掛け、戻ったら10メートルぐらい離れていても泣き始めるのでびっくりする。

 ペットの本を読んでいたら、猫は一日の3分の2を寝て過ごすそうで、そう言えばいつもお気に入りの場所で寝ているようだ。

 今日の結びは「幸せ列車」のページ。ショップが開店したという案内があったので開いてみたら、管理人さんならではの素晴らしい世界が構築されていたので必見としてお勧め。上部の<HOME>からどうぞ。
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