2012-06-16

形見分け  NO 2957


  暗くなってから雨が降り出し、我が大阪の天気予報は一週間後まで雨模様。フィリピン方面に発生した台風の存在もあり嫌な季節の到来だが、雨を待ち侘びてい た花や植物そして野菜もあると考えると人間様の事情ばかりをぼやいていてはおかしな話。自然に対して謙虚であらねばと学ばされる。

日付が 変わってしまったが、「金曜日」は「幸せ列車」のメールマガジン送信日。今号は「競馬大好き人生」だった故人の葬儀の日、開催されていたG1レースの馬券 を棺の中に納められたらどうなったかという物語。もちろん実際にあった出来事だが、競馬、競輪、ボートレースなど、故人がお好きだった世界の新聞や雑誌を 柩の中に納められることは結構多いのである。

 随分昔のことだが、竹竿の蒐集家だった方の葬儀を担当させていただき、高価な竿を柩の中に 納められるご遺族に対し、形見分けをされた方がお供養になるのではと提案申し上げたことがあった。皆さんが相談され、すぐに「そうですね」となって納める ことを取り止められたが、会葬者の中には釣り仲間の人達も多かったようで、ご出棺後に「よくぞ止めてくれた」と言われて複雑な心境になった思い出がある。

 そんな私も釣り仲間だった先輩の葬儀を担当し、竹竿を肩身として頂戴したこともあるし、ゴルフ仲間だった先輩を送った際に奥様から故人愛用のパターをいただいたこともあった。

 それらを実際に使わせて貰ったことがあるが、間違いなく故人を偲ぶ「形見分け」の意義につながるもので、供養と言う言葉の意味を別の観点から学ばせていただいた体験でもあった。

 形見分けでややこしい問題が発生、もめごとに発展するケースも社会にはあるようだが、高齢者が残された着物などを小銭入れや小物入れに用いる発想も一案で、特に虫食いで傷んでいる生地などには最適と言えるだろう。

 さて、女性司会者達が来阪している。遠いところからやって来ているので何かを学ばせて帰らせたいもの。今頃は同じホテルで寝ずにおしゃべりタイムと想像するが、久し振りの再会となるので楽しみである。

冒頭で触れた「幸せ列車」のページのアクセスが増えているそう。コラムの更新が連日で中身が濃いとなれば「さもありなん」となるが、管理人さんの高度で高質なIT技術には脱帽である。

 いつも「幸せ列車」と紹介していると、それらが検索で登場することになり、ヤフーやグーグルで「幸せ列車」と検索すると、この「独り言」のページも出て来るのだからびっくりする。
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