2006-03-13

行って参ります  NO 1452


 夕方から急な冷え込み、夜遅くから大嫌いな突風が吹き出し、頑張ってくれているスタッフ達のことが気になった。

 3月のこの時期、我が大阪に予想外の寒波がやって来て驚いた思い出が2回ある。1回目は、確か高校1年生の3月10日、朝起きたら13センチも雪が積もっていた。

2回目は18歳の時の3月13日、この日も朝から10センチの積雪。記憶に残っているのはどちらもデートの日だったから。

 高校時代に新聞部に所属、他校訪問で女子高ばかり取材していたところから友達がいっぱい。青春とは、ただ懐かしいだけではなく不思議な響きを感じる言葉である。

 この仕事に従事するようになってしばらく経った頃、お寺様のご紹介であるご葬儀の打ち合わせに参上、インターホンを鳴らしてドアを開けてくれた女性の顔を見てびっくり、中学時代の同級生だった。

 小学校5年生から越境、遠方の中学校へ通っており、予想外のところで再会となったのだが、そこは彼女の嫁ぎ先。お寺様が「まさにご仏縁だ」と仰ったことを覚えている。

  不思議な体験をしている人も多い筈だが、私も何度か信じられない遭遇を体験している。その代表的な出来事が熊本の水前寺公園内でのこと。庭園の細い道を歩 いていた際、ふと一人の女性の顔が浮かんで来たのだが、2分も経たない内にその彼女が前方からやって来たからである。 

 彼女は、弊社の近くの人。「まあ、奇遇ね!新婚旅行中なの」とカッコいい旦那さんを紹介してくれた。

 心斎橋筋、梅田地下街、天王寺駅構内など多くの人が行き交う中、ふと浮かんだ人が前方からやって来るという体験の多い私だが、女性ばかりというのも不思議なこと。

 よく「ご仏縁」という言葉を書いているが、今日もそんな出来事があった。妻が入会している「100歳までゴルフをやろう会」のコンペ、私のホームコースで開催されることに。その会長からの電話、「杉原輝夫プロと一緒にラウンドを」と私にお誘いがあった。

 杉原プロは大変な持病を手術されずにトレーニングで闘っていることが有名だが、私が明日から検査入院することを伝えたらびっくりされたそう。

 世の中は不思議なことがいっぱいある。合縁奇縁という言葉もあるが、ふと振り返ってみると人生の財産は人との出会いがすべて。自身に試練が与えられた体験をするとそのことが身に沁みて感じられる。

 検査入院の一週間、そんな過去の思い出を「回想」することも有意義なこと。「会葬」の言葉を忘れ「回想」のひとときを過ごし、第二の青春時代を「快走」することを目的に専念して来ることにした。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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