2005-01-11

神戸に出掛けて  NO 1033


 何とか散髪屋さんにと考えていたが、やっと時間を空けて行ったら昨日に続いて連休だった。

 仕方なくこの時間を<健康管理に>と変更し、自宅近所の整骨院に。過日にお世話になった脹脛の痛みだが、お陰で楽になったとお礼を申し上げ、今日は腰を中心に上半身の整体をお願いした。

 電気治療からやがてマッサージ、院長先生が「これでもか」というように痛みを感じるツボを押さえられるが、首筋から後頭部に進んだ際「目が疲れていますよ」とご指摘を受けた。

 確かにそうだろう。日にどれだけの原稿を打ち込んでいるだろうか? パソコン画面と向き合う時間が長くなり、目の疲労も必然的現象だ。

 「老いの兆候は足と目から」という言葉を思い出しながら、満員の整骨院で30分間ほど過ごし、外に出たら何か視界が明るくなったように感じる。<治療の効果?>と勝手な解釈をしながら自宅に戻り、服を着替えてこの日の行動を始めた。

 連休明けの影響か、道路の渋滞が多い。それぞれの担当スタッフ達の移動が遅れている。何事も速めにと命を出し、予定通りに神戸のホテルに向かった。

 往復の新快速が満員、こんな時間に<どうして?>と思うぐらい人が多い。そんな中、携帯電話でメールのやりとりをされる人と漫画雑誌を読む人の多さに驚いた。

 知らない内に社会が変化している。偶には満員電車に乗るべきだと思いながらも大変疲れた。

 阪神淡路大震災の慰霊式典の日が迫ってきた。県、市、町、学校と、あちこちで10年目となる追悼式が行われる。設営や進行も大変だが、この日を迎えるまでの打ち合わせというプロセスに意味がある。

 両陛下と閣僚がご出席される式場は、想像を絶する厳しい警備体制。こんな場合は秒単位のスケジュールが組まれることになる。

 メンバーの多くが前日から宿泊をすることになるが、北海道からやって来るメンバーのことが心配だ。出発時の千歳空港の状況だけではなく、帰路に着陸する時の天候も関係してくるから。

 重要な仕事があるのに戻れないとなれば大変だ。何より低気圧と雪が恐ろしい。

 さて、私は100歳の方の葬儀を担当するが、九州の女性司会者さんが発信される「MAMADIARY」を訪問したら、今日、彼女は30代の方の葬儀を担当されたそう。「所行無常」の文字が「無情」と思えてならない悲しい現実。

 これまでに多くの方々の葬送の儀式に携わり、そこで学んだことがある。それは、どのように死を迎えたかも大切だが、どのように生きられたかが重要だということ。短いご生涯だったけど、与えられた命を見事に生き抜かれたという人生が何よりの救い。

 幼い子供達を残して逝去されることも少なくないが、そんな辛い体験をされた子供達はやさしい性格となり立派に成長されるもの。

 全国で、いや世界中で毎日そんな悲劇が起きている。朝、目が覚めたら「生かされている」ことに感謝をしてから一日を始めたい。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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