2004-08-22

ちょっと寄り道   NO 890


 この季節、夜間の高速道路は「虫」で大変。ガソリンスタンドで給油の際に拭いてもらうが、走り出すとすぐにフロントガラスにプチプチ。バンパーやヘッドライトにもびっくりするほど。果たしてどれだけの命を奪っているのかと思うと寒々してくる。

 九州での目的を終えたが、お疲れモード。帰路にメンバーのところに寄ろうと考えていたが、九州自動車道のインターからの距離がプレッシャーとなり、そのまま関門海峡を越えてきた。

 山口県に入って王子サービスエリアで休憩。ふと目にした張り紙にとんでもないマナー違反が? サービスエリアで処理されるゴミ、その60%が外部から持ち込みだそう。中には家庭ゴミをわざわざ持参してくる人もあるみたい。

  売店でミニのソフトクリームを食し、車に戻ると、どっと疲れが。中国道、山陽道の情報をインターネットで開けると、美祢西インターの先で事故情報。シート を倒して時間調整の休憩をするが、<このまま大阪までは、とても無理>と、小郡インターから10キロほど先にある湯田温泉に行くことに。

 「今から1時間以内に」と伝えて知人に旅館の手配を依頼。10回ぐらい宿泊したことのある湯田温泉、今回は初めての旅館だった。

 インターを降りて国道に。「おいでませ山口」のキャッチコピーを目に、道路案内掲示板にある「津和野方面」の文字に山口らしい響きがある。

 料金が2食付で信じられないほどリーズナブル。<マッサージと布団があれば幸せ>と、設備の良し悪しは度外視したが、偏食の著しい私にぴったりの食事内容。

 その旅館、明治維新にゆかりある「松田屋旅館」の近くにあるが、各部屋に先代女将が描かれた花鳥の絵が掛けられてある。玄関を入ったところの応接コーナーに「蓮」の絵があったが、部屋の絵を見て<同じ作者だ>とすぐに感じた。

 テレビでニュースを見ると、駒大苫小牧の優勝を伝えている。メンバー掲示板の書き込みにも、苫小牧のメンバーに対する「おめでとう」のメッセージが。後で私も書き込みをしよう。

 そんなところで画面が天気予報。明日、西日本に大雨の恐れ。広島から岡山の山間地はよく雨が降るが、ゲリラ雨、ゲリラ雪として有名な地域。安全運転で帰阪しよう。

 そうそう、めったに使用しないオート・クルーズ運転だが、今回は多用した。アクセルを踏まないお陰で右足が随分と楽。長距離走行で交通量の少ないところは<これに限る>と思ったのも初老という年代からか?

 経済速度に設定するとリッターあたりの走行距離が延びる。往路で一割以上も消費が減った。

 帰路の福岡古賀サービスエリアで給油の際、供給レバーを手にしたスタッフの方、メーターが70リットルを超えた時に車体の下を覗いている。

 「満タンで何リットルですか?」の質問。どうやら漏れていないか確認されたよう。「92リットル」と答えると「リッターあたり3キロぐらいですか?」と言われ、「8から9キロかな」と返すと驚かれた。

 明日は虫の命も考えて、もっと経済速度で走行し、10キロ近い数字に挑戦してみよう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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