2004-08-15

ああ情けなや?  NO 883


 何件かの葬儀がバッティングすると、気の毒なスタッフが数人。昼食や夕食の時間が全く取れない状況になってしまう。

 来社の方々から頂戴したお菓子やケーキで空腹を凌ぐことになり、設営担当スタッフは移動の車内ということになる。

 空腹は精神的に問題があるそうで、誰もが短気になって怒りっぽくなるそうだし、司会の際の発声にも多大に影響する。葬儀社とは一般の方々には想像もつかないハードな仕事だ。

 そんなパニック状況に陥ると予想外のミスの危険性も。昨日に文字の間違いを書いたが、今日、お通夜の始まる2時間前に大きなミスが発見された。

 お礼状の委員長さんのお名前だが、「髙」なのに「高」で印刷されている。これで800枚の刷り直し。何とか間に合うことになってホッとしたが、いつも「?」だけは抱いて欲しいもの。

 マンネリの中で発生するミスほど始末が悪い。何人もの目が確認していた筈なのに、意外とこんなケースに隙間があるみたい。

 ご自宅で行われたお通夜に行った。大きな門構えのお家、祭壇が設置された部屋の横の仏間に立派なお仏壇が存在しており、金襴の内敷が白に替えられていた。

 私には永年に亘り変なジンクスがある。お医者さんに関係する葬儀を担当する時、いつも体調が悪くなっている。今日もそんな状態で「注射をお願い出来ませんか?」という思いだった。

 そんなところからタクシーで向かったが、降車する交差点を間違ってしまい、お陰で700メートルぐらいを歩く羽目に。

 お疲れモードが、どうも頭まで混乱させているようで、自嘲しながらトボトボ歩いた。

 今からシナリオを創作する。スタッフから手渡された資料を読んで推敲するのだが、キャスティングで悩みがある。今回は畳のお部屋。椅子席とは異なる大問題があるからだ。

 このように書けば、弊社が加盟する日本トータライフ協会のメンバーなら<あのことか>と理解するだろうが、会場空間を儀式空間に「神変」させたいところに苦労が生まれる。

 明日から大阪市内の車も増えるだろうが、お医者さんの休診が終わることが有り難い。時間を見つけて診察を受けたいと思っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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