2004-10-04

お医者さんへ  NO 932


 この「独り言」の訪問者から「大丈夫ですか?」「病院へ行きましょう」というメールを頂戴して恐縮。

<最悪の状況になったら困る>という臆病な性格の私、朝からお医者さんに行くことにした。

 懐かしい痛みの再来を説明、診察後に「胃カメラ」を勧められたが、あの苦しさと恐ろしさは辟易。「ちょっと様子を見守りましょう」という結論になり薬を頂戴してきた。

 3種類の薬、そのすべてが食後に服用するもの。全く食欲がなかったが、薬のために食事を取る。

 22年前のことを思い出し、好きでないホットミルクを食前に。微熱からの「だるさ」が辛く、腹筋に力が入らないうえにちょっとフラフラする。

 これでマイクはきついだけではなく、床に臥す日数が長いのは大問題。そこで今日と明日のお客様はスタッフに任せることに。問題がないように祈っている。

 夕方、懐かしい知人から電話があった。市役所に勤務する彼、卓球の国際サーキット大会のチケットをプレゼントしたいと言う。その大会、弊社の在する生野区で行われるそうだ。

 日時を確認したら生憎ふさがっている。そこで喜びそうな数人の人物を推薦しておいた。

 一本の電話に懐かしさが募る。卓球の現役時代、彼とは団体戦のチーム仲間。私より少し若い年齢だったが卓球に対する情熱は普通ではなく、私が銭湯にいると聞くとやってきて、いつも背中を流してくれたやさしい選手だった。

 たまに病に臥すこともいいこと。重態でないからそんなことを言えるのだろうが、過去、現在、未来のことが浮かんでくる。

 葬儀に明け暮れ、やがて自身の葬儀を迎えることになるが、感じ出した人生黄昏を第二の青春時代と謳歌したいものだし、生きた「証し」をこの「独り言」だけではなく、「人づくり」にも費やそう。

 先日、2歳年上の友人が味のあることを言っていた。彼は、来月に故郷で開かれる還暦同窓会が何より楽しみだそう。

 「みんな定年を迎えている。我々経営者に定年はない。60歳からもう一度人生に燃えてみたい。そんな思いがあるから幸せだ」

 彼には溌剌とした人生の輝きが感じられた。私も彼に負けないつもり。団塊世代の「花咲か爺さん」になろうではないか!

 そうそう、私の良薬のなることがひとつ。四国のマドンナのコラムが再開された。毎日、睡眠時間が4時間という彼女、その感性たるや半端じゃない。弊社HP内「リンク」のページから「ほっと ひと息」へどうぞ。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net