2006-03-11

お祭りみたいに!  NO 1450


NO 1439」で紹介申し上げた「色光ピアノ」と「N響」協奏のBS放送、ご覧になられたでしょうか?

<しまった!>と思われ「色光ピアノって?」と興味のある方は「NO 1439」をご笑覧いただき、それからネットで「色光ピアノ」検索でお調べくださいますよう。

「観たかったけどね『チャングム』の再放送を観ていたの」というオバサンもあったし、録画しているからという方もあったよう。

  さて、お世話になっている医院の奥様と玄関前でばったり、「おめでとう。よかったねえ!」とのお言葉が。事情を知らない人なら、間違いなく「めでたい」こ とが起きたと思われるだろうが、それは、私が大病院に行くことに対してのものであり、1年前から先生と奥様に勧められていたことがやっと実現したからであ る。

 考えてみれば確かに「めでたい」こと。検査によって何が飛び出すか分からないが、ちょっと冒険心に駆られた少年みたいな思いもある。

  書き方が拙かったからかもしれないが、この数日の「独り言」から勝手な想像をした友人達から心配の電話。中には予想外の誤解でシナリオを描いていた人物も あり、事情を説明すると「そうだったの、何~だ。残念!」なんてのも。しばらくすると「退屈だろうから」と数冊の文庫本を自宅に届けてくれた。 

葬儀屋である私が検査入院する話題は格好の面白材料、喫茶店、食堂、小料理屋さんから銭湯まで、顔を出すと知らない人ならびっくりされる会話が飛び交うことに。

「俺、会計を担当するね。葬儀委員長はオヤジかマスターだ」なんて発言が明るいが、「皆さん全員で弔辞を」と返すとシーンとなり、続いて出て来るお決まり言葉は「社長の葬儀の司会は誰がするの?」と、これだけは本気モードの質問が集約されて返ってくる。

 こんな話題で盛り上がるのは、職業的特典とも言えるだろう。「今から弔辞を受け付けるからね」というと賑やかになり、存命中に弔辞を集めるという提案に賛同意見が多いのも面白い。

 そんな裏側で特別なナレーションの吹き込みに追われている。難しい原稿創作と収録を早急にやらなければならない。スタッフに手伝って貰って録音するが、機材の選択と選曲に迷いがあって決まっておらず、明日のテスト結果で決断を下す。

 夜は病院検査に送り出す「前夜祭」もあり、ゴルフのお誘いまで入ってきた。こんな状態で送り出され「検査結果は全て良好、何も問題ありませんでした」となれば大変な覚悟がいるようだ。

 さてどうするか? 明日の始まりの責務が重い。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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