2013-06-30
先人の言葉から NO 3323
もう月末、半年が過ぎたことになる。齢を重ねると月日の流れが速いというが、60代になってから特にそれを感じている。
これまで多くのお葬式を担当させていただいたが、100歳を越えられる方は滅多にないのに、数年前に105歳、101歳、102歳と3日間続けて100歳以上の方を担当という出来事があったので忘れられない思い出となっている。
当時、私は50代だったが、女性ばかりで、ご祭壇に飾られたご遺影が「あなたはまだまだ若い。ひよこよ」なんて言われているような気がした。
「亀の甲より年の劫」という言葉があるが、高齢者に畏敬を感じる姿勢は重要で、そこに至るまでは謙虚であればと考えたい。
謙虚さのない人間は必ず「こける」のが世の常だが、それらは「維新の会」の代表二人にも顕著で、作家であるのに汚い言葉遣いをされたり、弁護士でありなが ら信じられない言葉をツイッターでつぶやかれる人物観に嘆きを覚えるが、結果として「こける」道となったことは確かなようで、先人から伝えられる言葉は間 違っていないと実感している。
一方で、鳩山元総理の中国での発言が表面化して問題になっている。出掛けては物議を醸した人物として「頼 むから大人しくしておいて」と言われていたのに、その弊害は今でも続いているようで、政界から引退すると発言されたことはどうなったのかと怒りを覚える人 達が多いと想像する。
相手側に喜ばれる発言をされるサービス精神が旺盛のようで、過去にイランに行かれた際にも「いらんことをするな」と揶揄されていた元総理だが、特に理解出来なかったのは沖縄の基地移転に関する一連の発言だった。
あれで一気に「おかしい」と気付いた人達が増えたが、お母さんから貰っていた「子供手当」の高額な金額に驚愕された人がいっぱいおられたことも忘れられない出来事であった。
尖閣を国が購入するきっかけになった「都が購入する」問題だが、あの時に集まった寄付金はどうなったのだろうかと思ってしまう。中国漁船の衝突問題で映像 を公表しなかった時の管総理と前原大臣のシナリオも最悪だったが、八ッ場ダム問題から「言うだけ番長」と揶揄された前原氏が、中国側から「お子様ランチ」 とニックネームを命名されていた事実を知ってびっくりした。
その背景にはオムライスのような島に日の丸の旗を立てたイメージがあることからだそうだが、尖閣問題、竹島問題、北方問題はいざこざが続くように思える様相となっており、安倍総理を悩ませる問題の一つだろう。
経済優先から原発のトップセールスをされる総理だが、福島の事実からも、事故が発生したらどうなるのだろうかという懸念は打ち消すことは不可能だ。また、 増税して充てた復興予算の使い道について問題が浮上している。堺市が検討しているだけで80数億円の補助金が組み込まれた出来事も記憶に新しいが、全国で そんな問題が指摘されている。
我が大阪の瓦礫受け入れ問題やカジノ構想も市長と利権が絡んでいると書いた記事もあったが、それらは朝令暮改の言葉が顕著なように、政治献金問題をコロコロと変えた市長の行動から言われたのかもしれない。