2007-05-01

悲しい出来事! NO 1850


 今、<神仏って、存在するの?>との思いを抱きながら「独り言」を打ち込んでいる。朝刊の社会面のトップ記事に衝撃的な出来事。大阪環状線の桃谷駅で起きた人身事故、目の不自由なご夫婦がホームから転落されたところへ電車が来てしまったという悲劇だった。

 弊社が加盟する協会のメンバーや塾生達に「桃谷駅」は馴染みの深いところ。来社する場合は「桃谷駅からタクシーで」と、ずっと前から言ってきているからだ。

 ご夫婦は、我が西生野の街に居住され「鍼灸」のお仕事をされていた。今は、ただ、御快復を祈って手を合わせている。

 そんな西生野の地域に在する弊社シーンの西館に行った。お通夜の弔問者の皆さんにもその悲惨なアクシデントの話題が多かったが、負傷された度合いが軽いことを願っておられていた。

 いつもだったらホームにもっと多くの人達がいただろうと考えられる。日曜日で学生がおらなかったことも不幸だったようで、こんなやるせない運命の悪戯に腹立たしい思いがする。

 最近、私はあまり司会を担当しないようにしている。スタッフを育てる考えもあるが、咽喉を休めている事情もあるのだ。先に長時間講演の予定があり「調整」しながら「調声」となるだろう。

 ゴールデン・ウイークの期間中、ご不幸に際して参列されるご親戚の方々も大変である。スムーズに来られたと喜んでおられたら帰路のチケットが取れずに難渋されているケースも多いし、ネットで高速道路の渋滞情報を確認してお知らせする配慮も行っている。

  最近の葬儀の特徴として、故人が晩節にお世話になっていた施設の方々の参列が多いということがある。介護ヘルパーさん達が制服のままで何人も弔問に来ら れ、ご遺族とお話しをされている。そんな会話の中にナレーションの題材になる故人のお人柄やあたたかいエピソードが秘められており、そんな情報入手が式場 を「不幸でないひととき」につなげさせる大切な仕事でもある。

 あちこちのホーム施設からやって来られる方々、もう顔馴染みになった人達も少なくなく、「此処の式場便利ですね」と言われることも嬉しいことだ。

 さて、その西館が在する幹線の「疎開道路」だが、昨年の6月から始まった民間委託の駐車禁止の摘発がいよいよ厳しく、地域の会館で行われた葬儀でお寺さんの車が検挙されたということも起きていた。

 夕方から深夜まで営業している飲食店も多いが、飲酒運転という問題からお客様が激減したお店もあり、その上に全面駐車禁止という状況から店主の皆さんが嘆いておられる。

「ちょっとぐらいだったら大丈夫だろう!」「この時間なら大丈夫」なんて勝手な思い込みは大半が検挙されてしまうよう。「何時の間に」というようにステッカーが貼られており、後悔されている姿を目にすることが極めて増えた。

「表 側に駐車の車、こちらのお客さんのものでは?」と確認してくれていた行動も少なくなったみたい。常習的に駐車されている店舗の場合には近付く方向まで考 え、信じられないほどの速さで写真撮影をしてステッカーを貼り付けており、それだけ作業が慣れてきたということもあるだろう。

 そんなところから「西館」の葬儀式場は、お寺様の車、霊柩車、マイクロバス、ハイヤーの他にご親戚のお車も数台は入る。

「出 来るだけ公共交通機関を」とお願申し上げている事情もあるが、JR大阪環状線の「寺田町駅」から徒歩で10分、その半分はアーケードのある商店街の中を通 ることになり、ちょうど中間にところにある疎開道路の信号を左折すれば30メートルの距離。桃谷駅からでもタクシーでワンメーターという立地条件、それが 歓迎されているような気がしている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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