2007-05-14

火の用心  NO 1862


 4月の初め、2人の孫を伴って出掛けた大阪の海遊館、そこで圧倒的な存在感を見せて「勇泳」していたジンベイザメが死んでしまったいうニュースがあった。

 言葉というもので人間との交流が不可能な動物達の死、それは特別な悲しみを伴う出来事。このニュースが孫達がいる関東圏に放送されているだろうかと思いながら、葬儀社の子供として育った娘が悲しみについて、2人に教育をしてくれる機会だろうと願っている。

 さて、情報入手から時間が切迫して創作したナレーションだが、プリントアウトせずにパソコンを持ち込んで進めていたら、本番の途中で画面が真っ暗になって<ドッキリ!>事件に。 

 それは、単なる消費電力を抑える機能が働いただけのことで、マウスの部分に触れると復元したが、この間に語った部分はアドリブ対応となった。

 開式前、<機械を信用したらダメ!>という思いを抱いてはいたが、音響器材の突然の故障やパソコンの不具合の発生は恐ろしく、「初心を忘れるな!」「基本に忠実に!」と、改めてその恐ろしさを体験させられたような出来事だった。

 何でも横着をしたらダメ、数日前、近くの有名な「たこ焼き」の店で予想外の事件が起きていた。

 女性店員が大きな鉄板でお好み焼きや焼ソバを担当、その横で「たこ焼き」を焼いていたら突然に下から白煙が出てきてびっくり、すぐにガスの元栓を締めても消えず、しばらくすると黒煙になり、鉄板の下で何かが燃えていることが分かった。

  隙間から落ちて溜まった粉物の具在が熱で燃え上がったという事件だが、「このままでは大変!」ということで近所の方が了解を得られてから消火器を使用、そ の瞬間に消し止められて事なきを得たが、消火剤の香りや後始末が大変だったそうで、たこ焼きを注文して出来上がりを待っていた友人が「怖かった!」と体験 談を話してくれた。

 火災とは恐ろしいもの、その原因の第一位が「放火」という現実に人の世の地獄を感じてしまうが、少しでも多くの消火器をセッティングし、その有効期限の確認をしておくことが重要だ。

 テレビの画面に外国の美しい砂浜の映像が出てきた。そこで、ふと思ったのが地震による津波の恐ろしさ。天国みたいな保養地が一瞬にして地獄の世界になる危険性がある我等の地球、人は、古人がそうであったように「火」を畏怖し、もっと自然に対して謙虚になりたいものだ。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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