2015-02-18

裏 話  NO 4108

シーンの会長のコラムを更新。テーマはホテルの仕事として知られる「コンシェルジュ」で、我が葬儀の業界でも随分前から存在していることに触れた。ご興味があれば、トップページのシーンのリンクボタンからどうぞ。

今日「水曜日」はメールマガジン「まぐまぐブログ」の送信日。テーマは「命のリレー」に関する臓器移植に触れたが、過去に体験した出来事も書いておいた。

さて、昨日の朝刊の広告に信じられない旅行企画が掲載されていた。大阪発函館往復の航空運賃と湯の川温泉のホテルで2泊、4食付きで「29900円」とあるのだからびっくり。どんな仕掛けがあるのだろうかと疑問を感じた。

ネットの中にある体験談があった。それは安い物には裏があるというもので、ネットの広告に掲載されていた信じられない低価格の温泉旅館に夫婦で予約して行ってみたら、フロントに着くなりセールスマンみたいな人物がやって来て「リゾート会員権」の入会を勧められて閉口したそうだが、夕食、朝食、チェックアウトの時にまで迫られたそうで二度と利用しないと書かれていた。

ネット社会になって様々な情報が溢れている。我が葬儀の業界でも会社の実態がないのにHP上では大きく存在しているように見せているケースもあるし、ややこしいビジネスとして「業者を紹介します」という手数料目的の組織が増えているので大変で、ご遺族が後悔されて二重の悲しみに陥られたこともあるので注意を喚起したいところである。

「客死」という言葉がある。出掛けていた先で不幸にも亡くなってしまったというケースだが、大阪でご不幸を迎えられた方を全国各地へ送らせていただいた体験もあるし、他府県に出掛けられていて大阪へ戻られる搬送にあって信じられない体験も何度かしている。

代表的なものは東京と広島の知らない同業者の電話に驚かされたものだが、前者は「紹介料を幾らくれるか?」というものだったし、後者はお客様が弊社を指名くださっているにも関わらず紹介料を請求して来たもので、こんな低次元な同業者が存在している現実に寂しい思いを抱いた。

また事務所のすぐ近くの方が他府県の病院で亡くなられ、病院に出入りする葬儀業者が搬送して来たが、その事実をお客様から聞いていたのに弊社に電話を掛けて来て、幾らか出さないと搬送しないと行って来たのでご家族と相談し、病院へ抗議の電話を入れたら事務長が謝罪されたこともあった。

また、友人のお父さんが病院で亡くなって病院にお迎えに参上したら、出入りの葬儀社の存在があるからかもしれないが、あまりにも病院側の対応が酷く、友人が怒りだしてナースステーションに抗議、昔で呼称されていた「婦長さん」が平身低頭謝罪されたこともあった。

我々が病院にお迎えに参上する場合、病室か霊安室かを確信しておくのは常識だが、病室の場合にはフロアの医療スタッフの方の丁重なお手伝いやお見送りもあるが、霊安室の時にはそれらがないこともあるので寂しい思いもする。

房総半島に素晴らしいコンセプトで建設された病院が存在している。霊安室を最上階に設け、海が見える明るい環境にされており、天国に一番近い部屋ということから話題を呼んでいる。

ちょっと発想を変えるだけで社会の賛同と歓迎を受けることもあるが、21世紀はそんな時代の到来とも言えるだろう。

今日の写真は来月に開業する北陸新幹線を。数日前に売り出された指定券がネットのオークションに登場。びっくりする高額になって話題を集めていたが、転売を目的としていたら摘発されることもあるので削除されると想像している。
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