2015-10-01

また嵐に  NO 4328

トマム駅 切符入れ昨夜の会食。ホテルの和風料理の広い部屋で行われた。私の好物であるジャガバタとトウモロコシ、それに脂身の少ないヘレ肉を別に用意してくれていて恐縮。私の真向かいに座っている人物はメンバーの誰もが「気配り」「心配り」として知られる室蘭市民斎場の社長で、不自由の箸の使い方から察知してホテルスタッフにスプーンを用意してくれるように頼んでくれ、その内緒のやりとりを目撃していた妻が「さすがに!」と感動していた。

彼は、3年前に洞爺湖のホテルを予約して貰った時、杖を手にする私が大浴場に行くことを考え、エレベーターに近い部屋を頼んでくれていたことも印象に残っているが、随分昔に東京の新橋第一ホテルを利用した際。東海道線側では騒がしいからと、フロントで部屋を変更してくれた出来事も忘れられない。

会食が終わってから2次会が行われたが、我々夫婦はホテルに送って貰って参加しなかった。

四国のメンバーからオリジナルな会葬礼状と進行シナリオを渡され、「添削を」と依頼されたが、全ては完璧で彼女ならではの世界。人生最後の一回だけの大切な儀式だからと、1週間でも待たれるお客様がおられる葬儀社として知られるが、不思議なご仏縁から出会った時のことを懐かしく思い出した。

彼女は今晩のお通夜を担当しなければならないので、羽田で乗り継ぐ便で戻るために早朝に出発されたが、千歳空港まで送ってから我々を迎えに来てくれた人物に苫小牧駅まで送って貰った。

「有り難う」と感謝の言葉を掛けると「車内でどうぞ」と弁当までいただいて恐縮したが、夫婦それぞれの好みに合わせて内容が異なっており、苫小牧市民斎場の「気配り」「心配り」に手を合わせて「特急スーパー北斗」で函館に向かった。

その車内でしか販売されていない「チョロキュー」をパーサーに頼んで孫の土産に購入したが、何度も利用したこの列車が最高速度をダウンさせてから改めて所要時間が長くなったことを実感した。

3年前と2年前にやって来て、ホテルで信じられない体験をした洞爺駅に停車した際に月日の流れを思い出したが。当時からすると著しく体力が弱ったことに気付いた。

函館駅でご仏縁のある人物と再会、2か月ほど前に来阪されたこともあるのでその時にも頼んでいたが、湯の川温泉のお気に入りの旅館である「竹葉新葉亭」の予約をお願いしていた。

彼女が伴っていた女性を紹介して貰ったが、アートフラワーの作品が素晴らしく、室蘭市民斎場にも存在していることを聞き、妻もブルーのバラをプレゼントされて喜ぶことになった。

旅館の売店には彼女達が創作された作品が展示されて販売も行われている。ネックレス、イヤリング、ブレスレッドなどを全て水引細工で「かたち」にされているのでその完成度の高さにびっくり。それらは現物を手にされなければ理解不可能な物で、初めて目にされて余りにも見事なことに感嘆されて購入された人もいることを知ったが、友人にもそんな体験をしたケースもあった。

大浴場から戻ってマッサージを受けた。中々の技術なので歴史を伺ったら、マッサージの勉強をするきっかけになったのはお父さんが脳梗塞で倒れられたことから。様々な治療に付き添われたそうだが、ご本人が余り行きたがらないので自分でやろうと考えられたと言われたので素晴らしい親孝行と感じ入った。

彼女は、「リピーターのお客様から指名されることが嬉しい」と遣り甲斐について語っておられたが、「気持ちよかった。有り難う」と言うと嬉しそうな表情を見せた。

北海道には爆弾低気圧のい危険性があるという予報。もし予定の便が欠航となればどうするかも考えなければならない。自然が相手なのでどうしようもないが、2年前に訪れた時も夜中が嵐だったことを思い出した。

今日の写真は無人駅だった「トマム駅」の切符入れの箱。
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