2015-08-30

切符の情報  NO 4296

竹葉新葉亭 茶屋朝からいつもの喫茶店へ行った。15分ほど遅かったら顔馴染みの常連さんが待っていた。「今日は来ないのかと思っていた」と言われたのだが、ご夫婦で北海道旅行に行かれるそうで、JRの切符のことについて質問をされた。

私はこれまでの全国各地への講演活動もあり、JR関係には精通していると自負しているが、これまでに何度か常連さん達から相談を受けたこともあったことから待たれていたようだ。

確かにややこしい行程となっている。新千歳空港からトマムへ行き宿泊。2日目はトマムから新得を経て富良野へ行って宿泊。3日目は富良野から滝川を経て登別温泉で宿泊。4日目は登別温泉から函館へ行って宿泊する4泊5日の行程だが、この中の3日目に1日目と同じ南千歳駅を通ることからややこしく、こんな場合の乗車券はどうなるということだった。

これは通しで購入することは出来ない規則となっている。新千歳空港から1週回って南千歳まで戻って来る乗車券と、南千歳から函館までの乗車券の2枚になり、こんなケースを「連続乗車券」と呼んでいる。

JRは長距離になるほど割引率が高くなるところから通しで購入したいが、同じ駅を経る場合は別の切符になり、割引率が下がっても利用有効日は積算されるので途中下車は可能となる。

駅の窓口で端末機の打ち込みをしてくれる駅員さんにも理解されていないケースもあるので要注意だが、過去に新幹線で帰阪した際、新大阪から天王寺まで「特急はるか」を利用するために切符を購入したら、特急料金が「630円」だったので指摘し、新幹線乗り継ぎだから半額になる筈で「310円」ではというと「失礼いたしました」と変更してくれたこともあった。

この場合は「乗り継ぎ割引」が適用され、在来線の特急料金が半額になることも憶えておきたいものである。

高齢者ばかりで静岡へ1泊旅行に行った時のこと。桃谷駅から乗車された環状線の電車に寺田町駅から合流するからと打ち合わせていたのだが、天王寺で降車すると全員が地下鉄で新大阪に行くと思っていたらしく、18番線から「特急はるか」を利用すると言うと驚かれていたが、「310円」で座って行けるし、天王寺を発車すると次の駅が新大阪で16分なので便利である。

JR大阪駅での乗り換えや地下鉄の階段や混雑のことを考えたら、このルートは高齢者向けとして歓迎され、その後は多くの人達が利用しており、「くろしお」も利用出来るので便利である。

朝刊に旅行の広告があった。南米をエミレーツ航空のファーストクラスで往復し、現地で10万トンのクルーズ船で10日間を過ごすような行程もあったし、地中海クルーズで往復ビジネスクラスというのもあった。

勿論両方とも我々庶民には縁遠い世界の話だが、一方にびっくりするような企画もあった。大阪府下の温泉地だが、1泊2食付きで日にち限定、組数限定だが4000円台という衝撃企画があった。また伊丹空港から函館空港往復で湯の川温泉連泊で29900円というのがあったが、なぜこんな不思議な価格設定が可能となるのだろうかと疑問を抱いた。

過日に届いた「ジパング倶楽部」や「おとなび」の会報誌には秋の企画が満載だったが、秋色濃くなりゆく季節はまさに旅の季節であることは間違いないみたいである。

今日の写真は湯の川温泉が出て来たところで何度か利用したお気に入りの「竹葉新葉亭」を。ロビーにある茶屋である。
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