2015-10-11

あの曲のこと  NO 4338

大沼公園駅 ホーム 車内から早朝に変な夢を観た。大型バスをいっぱい有する会社のトップが社員に謝罪している光景で、ナンバープレートが白ではなくグリーンだったので観光バスなどの営業車だったようだ。

夢は何かのイマジネーションで観ることになるそうだが、一方で「暗示」という説もあり、悪いことでなければよいのにと気に掛かる。

今日のニュースに函館に近いJRの大沼公園駅でイベントが開催されているニュースがあった。昨日の10日から特急列車の発着10分間に音楽を流すという取り組みで、曲は「新井満さん」の「千の風になって」だった。

新井さんがこの地に在住されているそうで、新たに録音されたオリジナル曲を無償で提供されたそうだが、この曲には思い出がある。

2003年頃だったと記憶するが、ある音楽関係のショップのご主人の葬儀を担当していたら、故人のご友人という方がこの曲のCDを持参され、何処かで流して欲しいと言われた。

その方も音楽関係の方で、中に入っていた歌詞に目を通して驚いたが、ご家族と相談の上実行することにした。

その後に声楽家の「秋川氏」が歌われることで広まったが、私は秋川氏の歌い方に抵抗感を覚え、新井さんの方が「味」という魅力を感じていた。

あるお寺さんが「お墓にいないという詩に抵抗感を覚える」と仰っていたが、紅白歌合戦でも謳われて誰もが知る曲となった。

さて、今月の初めに苫小牧から函館に向かう「特急スーパー北斗」を利用したが、大沼公園駅に停車した際に車内から1枚の写真を撮影した。それが今日の写真だが、ホームに掲げられていた古びた横断幕に「千の風になって誕生の地」というように書かれていたから興味を覚えた行動だった。

まさかそれが「駅メロ」になるとは想像もしていなかったが、報道によると新井さんも喜ばれているそうなので結構な出来事である。

大沼公園駅を過ぎると終着の函館は近いが、ここから28キロなのに随分と速度ダウンして走行するので20数分を要することになる。

さて、宅配便や郵パックで送骨した物を供養するお寺が登場して話題を読んでいる。宗教者の間では強い抵抗感が多いのは当たり前だが、お寺まで「何でもあり」の時代なのかと驚いている。

我々葬儀社の世界にもドライブスルー型の葬儀を打ち出した業者もいる。車に乗ったまま受付を通り、焼香の代わりに画面をタッチすれば受付で登録した参列者情報が喪主さんに分かるというものだが、これは奇抜という考え方ではない。単に話題作りのパフォーマンスの冗談ではないかと指摘したい。

今日の写真は前述したように大沼公園駅のホームにあった横断幕を。ちょっと文字が分かり難いが、「千の風になって」のことが書かれているのは確かである。
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