2006-10-16

どうなっているの?  NO 1660


 ハワイで大きな地震のニュース。考えてみれば、ずっと溶岩を噴出し海へ流出している火山諸島だが、発生から20時間以上経っても広域で停電が続いているとは予想外。今後も余震の恐れがあるそうだが、いやはや地震とは実に恐ろしいものである。

 そんなニュースを観ていると、JR事故で大切な人を喪った女性が自殺するという悲しい事件を知った。

死の悲しみは心の中でマグマのように燃え滾り、いつ爆発しても不思議でない危険性を秘めているもの。

「悲嘆」というどうにもならない心情は、強烈な地震波や津波のように押し寄せ、いつまでも終息することなく揺れ続けるもの。一人の死にどれだけ多くの悲しみのドラマが存在してるかという現実を学び、周囲に悲嘆にくれる人達の存在がないかを考えたい。

  女性教諭の「飲酒運転轢き逃げ」というニュースもショックだった。また、先生の言葉に傷付いた生徒の自殺も報じられていたが、「美しい日本」には程遠い難 問が目前にあるよう。家庭、学校の両方で「教育」のありかたに歪が生じているのは間違いなく、国内に家族に関する「核」問題が秘められているような気がす る。

 幼い子供の世界から学校教育の時代、そして会社や社会にも「いじめ」という陰湿な悲劇の現実があるのも人の世の常。それらをなくすには尋常の考え方では無理。なぜなら被害者でないと理解出来ない苦しさがあるから。

宗教、友情、愛、絆なんて美しい言葉がいっぱいあるが、心の傷の薬の処方箋は精神科医でも難しいもの。そんな答えを追究していくと唯一つ見えて来るのが「加害者になるな」「被害者になるな」という教育。それは何より「命の教育」となる筈であろう。

 広島や岡山からお客様、朝から女性司会者さん達に技術レッスン。限られた時間だったので伝わったどうかは不明だが、彼女達のレベルは中々のもの。ちょっとしたヒントから意識改革が始まり、そこから自身の目覚めのプッシュボタンで急激にステップアップすると期待している。

 どんな仕事の世界でも「懸命」という姿は美しい。苦しみを越える挑戦の姿勢がなければ成長はない。大阪の「変なオジサン」の指導を受けてみようという行動意欲にまず拍手、そして、広島と岡山で行われる今日のお通夜に役立つことを祈っている。

 今日は次々にお客様、最も遠来の人は南国から。明日は私も初めてという長時間の法要を承っておりスタッフ達が動き回っているが、問題なく済まされることを願っている。

  来月、お客様達からのご要望があってコンサートが開催されるが、出演者達が数日前のテレビで演奏している光景を観てびっくり。前回も大好評だったところか ら依頼をしたのだが、やはり「本物」の音楽とは凄いもの。お問い合わせの電話が多いのはその影響からだろうか。本番当日が楽しみである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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