2014-04-02

地方紙から  NO 3596


毎日が記念日と言われているが、明日「4月3日」は「読み聞かせ」の日だそうである。

弊社の葬儀を担当しているメインの女性司会者は、かつて「読み聞かせ」に関する著書を発刊しており、新聞記事として掲載された歴史があった。

そんなところから「お孫さん達」をはじめとするご家族が綴られた感謝の手紙などを代読させたら参列者が驚かれるほど高度な技術で、朗読のなどはアナウンサー時代に培ったものだろうと思っている。

葬儀の司会は「アナウンス」「儀式調」「ナレーター」「鍵カッコ」「プロデュース力」などが求められる世界だが、それらが音楽の五線紙の上でどのような音階になるかを学ぶことも重要である。

「間もなく開式です」なんてアナウンスは「ソ」の音階から言葉を出し、「ただ今より導師入場」などは「儀式調」として「ド」に近い音階を意識するだけで随分と変化するもので、指導した人達に体験させたら「考えもしなかった」という声が多かった。

さて、旅に出掛けると、その地の新聞を読むのも楽しみの一つ。大都会の新聞では掲載されないローカルな出来事があり、びっくりすることが多い。

そ んな記事の中に同じ消防局の救急車が、1年で3回も搬送中に事故を起こしていた話題があった。1回目は接触事故。2回目は衝突。今回は工事で片側通行に なっていた場所で対向車と擦れ違う際に脱輪して動けなくなったという出来事で、代替の救急車を手配して16分遅れで病院へ搬送されたそうだ。

緊急自動車はサイレンと赤色灯で赤信号を進むこともあるが、青信号で走行している車がラジオやCDを聞いていると気が付かない危険性も考えられ、本当に恐ろしい状況になることも少なくない。

随分前のことだが、九州に出張している時に鼻出血が治まらなくなり、ホテルから救急車で搬送された体験があるが、その時に間一髪で衝突を免れた出来事があった。

車内の寝台で天井を見ながら横たわっていると、その乗り心地の悪さは言葉で表現出来ないほど酷いもの。それこそ体験した者にしか理解出来ない世界で、4回も搬送された体験があるところから次回がないことを願っている。

4回目の時には大変な思いをした。受け付けてくれる病院探しで30分も出発出来なかったからで、自分の人生が救急車の中で終焉を迎える覚悟を余儀なくされた体験として強烈に焼き付いている。

今 日「水曜日」は「まぐまぐブログ」の発信日。今日のテーマは発言する側と耳にする側の言葉イメージの違いや、柩のメーカーに関する体験談などを書いたが、 この業界の人達でもマンネリの中で気付かない問題である。日々の仕事の中で使用される業界用語でも、お客様側には想像以上に不快感が及ぶことも考えたいも のだ。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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