2014-09-13

あれから40年以上  NO 3955


銭湯へ行って来た。お気に入りの温めの湯は「生姜エキス」で、オレンジ色の湯船の中に入って来た。

温 まりながら昔のことを思い出した。初めて子供が誕生してから半年後ぐらいのことだった。幼馴染みの友人が自宅に立ち寄り「ぎっくり腰」状態になっていると 言った。そこで銭湯の電気風呂が最高と勧めると妻が銭湯行きの準備をしてくれたのだが、子供を連れて行くように命じられた。

そして友人を伴って銭湯へ行き、初めて子供を銭湯の湯船に入れることになったが、その様子を見ていた近所の寿司屋のオヤジさんが「兄ちゃん、子供を風呂に入れるのはこうするの」と代行してくれた。

それを電気風呂の中からみていた友人は、「この町はいいな」と温かい交流を感心していた。

もうあれから40年以上の月日が流れた。その娘にも3人の子供の存在がある。孫達が幼い頃に大阪にやって来た時に銭湯へ連れて行ったことがあるが、銭湯の中で孫を連れた人を見るとほのぼのとした気になる。

銭湯には独特の文化がある。我が生野区はかつて大阪市内で最も銭湯の多い地域だったが、近辺で4軒が閉業された事実もあるので寂しい思いも。

弊社の西館の式場をご利用いただくお客様には銭湯セットの用意もあり、南生野温泉と源ヶ橋温泉の2軒に行かれている。どちらも歩いて1分という立地なので便利だし、久し振りにお会いされたご親戚の方々が銭湯で思い出話をされるのも故人の供養につながるだろう。

通常は午後3時からの開業だが、2時頃に待っている人達の姿を見掛けるので早目にオープンされているみたいだ。日曜日は朝風呂で午前6時にオープンするのでファンが多いようである。

帰り際にペットボトルのお茶とアイスクリームを購入したが、番台で支払う際に女将さんと互いの血液検査の数値についての会話があった。

割烹をやっている友人はアイスクリームが大好物。銭湯へ来る度にいっぱい購入して帰宅してから3個ぐらいを続けて食べるそうなので心配している。

齢を重ねると糖分と塩分摂取には気を付けなければならない。血液検査を受ければ様々な身体のデーターが数値で確認出来るが、来週は採血検査があるので心配である。

今日の写真は「茶碗坂」の手前で撮影したものを。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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