2003-03-26

昨夜から今朝へ   NO 383

昨日も多くの社員が夜遅くまで残業してくれていた。これからの1週間ぐらい、毎日こんな状況が続くことになるが、みんなのコミュニケーションがよい方向に進み、お客様のご満足を頂戴出来るようにとの思いを共有して邁進している姿が嬉しいところだ。

 今、午前1時を回っている。今日のナレーションの原稿を打ち上げた。

この原稿は、大阪市立斎場「安らぎ天空館」で行われる葬儀のもの。今日のお客様の担当責任者である女性スタッフにナレーターを担当させるため、彼女が苦手な言葉の表現部分を可能な限りやさしくした。

 音楽の選曲も彼女に任せ、本番でどの程度の力が発揮できるのかと興味を抱いているが、式場で原稿を渡すと、きっと驚くものと推察している。

 寝る前に服用しなければならない薬を飲み、風呂に入る。しばらくすると効力からか、湯船の中で身体が沈んでいくような精神的現象が発生するが、これで布団に入ると早く眠れる習慣となっている。しかし、それが良いのか悪いのかは考えないことにしている。

 続いて、この「独り言」の原稿を打たなければならない。疲れた目を擦りながら打ち込むが。こんな時には文字の転換ミスが多く、恥を掻くパーセンテージが高い。

これでも羞恥心だけは持っているつもりだが、過去にあった多くのミスを修正する行動は起こしていない。(過去ログの中に数百箇所ぐらいある筈)

 昨日は、2時間の間に3人のお寺様がご来社くださった。それぞれのご宗旨が異なるが、様々なお話をお聞かせいただき勉強になった。

 今日の私が担当する葬儀を終えると、多くの原稿を打たなければならない。最も本番が近づいている社葬は、準備期間が1週間しかなく、スタッフには焦りの色も見えているが、それぞれの技術力がアップしてきたので随分と楽になった。

 ああ、睡魔が襲ってきた。やはり入浴の効果が強烈。久し振りに眠ることが出来そうだ。

 そして、朝。事務所に入る。早いスタッフはもう式場に出発しているが、私が机に座ると同時に電話が連続で掛かり出した。事務所内にいたスタッフの人数では対応不可能。私も5件ぐらい受話器を手にした。

 今から私が担当の葬儀の式場に向かう。それが終わると映像の絵コンテ創作をしなければならない。これは、シナリオに関係するところからプロデュサーである私の仕事。

 ここまで打った時、掛かってきた電話の内容に女性スタッフが緊張している。それは、30代という若い男性の突然のご不幸。相手様がパニック状態に陥っておられる様子が伝わってくる。

 こんなケースでは、すぐにベテラン社員が担当のためにご自宅に向かうが、悲嘆の心理
を勉強している部長が「私が担当します」と言ってすぐに飛び出して行った。

 彼は、今、大規模な社葬のプロデュースも担当している。しかし、目の前の悲しみの発生を見過ごせないやさしい心の持ち主。

 私は、安心して大阪市立斎場「天空館」に出発する。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net