2003-03-20
神々の会議 NO 378
出張中に開戦を知った。気の毒な犠牲者が予想される。犠牲者は被害者。その怒りの対象は戦争。これでは泣くに泣けない弱者の悲劇となってしまう。負傷者や犠牲者が出ないことを心から祈っている。
宇宙に存在していた多くの神様が会議をされ、地球という星に人間を誕生させることにした。
やがて人間は争いばかりすることとなり、再度、神様の会議が召集された。
そこで素晴らしい案が出され、それが決行されることになった。それが「言葉」というもののプレゼント。
しかし、人間は争いを止めることはなく、また新しい案を試すことになった。
「それは、素晴らしい」と出席の神々に称賛されたのは、「葛藤」を体験させること。つまり、一人一人の人間の心の中だけで争いをさせることによって愚かさを知らしめることだった。
だが、それでも人間は愚かで、他人と争いを始めてしまう。
困った神々は、ついに、これしかないという結論に達し、人間界そのものに『神』と『仏』を創造した。
さすがにこれは効力があった。神仏の存在を信じて崇め、しばらく争いが起きなくなった。
少し平和な時代が地球に訪れる。しかし、それは束の間の出来事。すぐに争いが始まった。今度は神々が予想もしなかった事態が生じている。愚かな人間が権力を振り回し、自身を神と勘違いをし始めたからだ。
それらは、信仰する対象が増え、神仏が山ほど誕生している。
それが誤りであるということを教えるため、火山を爆発させ、地震や津波、また台風まで発生させ自然の道理を教えたが、今度はそんな現象から逃れることを売り物にする神仏までも登場する。
そんな中、これらのことを予言した一人の神様がおられた。「お釈迦様の入滅後、56億7000万年後、人間を救う必要がある」と、弥勒菩薩の存在をご用意されていた。
今、第2次戦争が始まった。宇宙で神々の会議が開催されているが、弥勒菩薩の派遣を早めなければ地球が保てないという決議となるだろう。
「佛」の字の「弗」は否定を意味する文字。沸騰の「沸」は「水でないこと」。
だが「佛」には愛も慈悲もある。愛も慈悲もなくなれば「佛」ではなく、単なる「人でなし」となるだけだ。