2011-12-18

困ったことに  NO 2784


 いつも銭湯でお会いしていた方がご逝去、お通夜に参列してきた。ご導師の法話で故人のお人柄について語っておられたが、ご生前にご住職とご本人のお名前から一字ずつを併せて「院号」「居士」付という立派な戒名を授かっておられ、檀家総代をされていたことを知った。

  銭湯では午後11時頃に来られる常連さんで、いつもケロリンと印字された黄色の風呂桶を整理されていたお姿が思い出され、馴染みの人達から「先生」と呼ば れ、皆さんと背中を流し合っておられた光景が目に浮かび、少し早めに銭湯へ行ってきたら、今日は日曜日恒例の柚子風呂だった。

 柚子が出てきたところで、過日に書いた今里の「おかき」だが、前回に買った時に生まれた疑問が解けたのは良いが、その結果、今里まで歩く目的がなくなってしまったので残念である。

 大好物の柚子味の「おかき」だが、どうも味に「?」を感じ、一昨日に店を訪問したら、「味に変化を感じられたでしょう。多くのお客様からご指摘を受けています」との言葉でショックを受けた。

 職人さんが「もう限界」となったそうで、別の職人さんが焼いているようだが、「おかき」そのものの艶がなくなってしまい、独特の食感が硬くなったように思えたので残念この上ない思いである。

 しっかりと伝承してくれたらよかったのにとの心情を抱いてもどうにもならず、一袋をプレゼントした友人の割烹のオヤジも残念がっていた。

 師走も中旬を過ぎてから一気に冷え込みが強くなった。一昨日、近鉄特急で出掛けたが、榛原から先は吹雪の景色、今年の初雪を目にする光景となった。

 月初め頃から足の冷えが酷く、やぐらコタツを寝具にセットして就寝しているのだが、それでも冷えて仕方がないので困っており、日に何度も温泉に入ればと考え手頃な距離である伊勢に出掛けた事情があった。

 今年3度目となる「鳥羽シーサイドホテル」だが、足湯はそうでもなかったが、三つの大浴場の湯を温く感じたのは体調からだろうかと心配になった。

  左半身の冷えは当然なので仕方がないが、右半身の冷えを感じているところから過日に医院に行った際に診察を受けたが、「血液は十分に流れていますよ。 ひょっとしたら血管が細くなっているのかもしれません」なんて怖~いことを言われたのでびっくり。「絶対に体重を増やさないように」と指導されたのに、ホ テルの夕、朝食と、帰路に立ち寄った松阪の「海津」での昼食が大問題。ちょっと食べ過ぎたと思ったので、「海津」から松阪駅までを歩いてきた。

 往路で利用した近鉄特急は懐かしいビスタカー。席は階下となっているグループ専用席。次々に改装しているとは知っていたが、ヨットのキャビンみたいな空間の走行音が高いのと、もたれると背中部分がないところからしっくりせず、それを「改良すべき」と書いておこう。

 帰路は偶々「伊勢志摩ライナー」となったが、大阪へ向かって右側の席なのに、左側の窓から差し込んで来る西日が強烈で眩しくて参った。

「蟹、 イセエビ、アワビはダメ」と、病的なほど偏食の私。今回もオリジナルメニューでお願いしたら対応してくれたので嬉しかったが、途中の「揚げ物」のところで 「次は牡蠣のフライです」と言われて「牡蠣も駄目なのです」と伝えたら、急遽別メニューにしてくれたので手を合わせてきた。

 ホテルは若い人達が多くて満員の様子。あちこちの広間に企業名の入った「二次会 会場」「三次会 会場」という表記が目に留まり、このホテルの人気の高さを垣間見たような気がしたし、大浴場にも多くの人の姿があり、年の瀬という季節感を一切感じない思いを抱いた。

 そうそう、銭湯での体重計測だが、ホテルの大浴場で計測した時より2キロ近くも増えていたのでびっくり。いよいよ中トトロ体型から本トトロの道へ入ったみたいだ。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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