2012-09-04

書いておこう NO 3035


「一所懸命だと知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳が出る」という名言があったが、何度も「あの世」から戻って来たような体験から、生ある内に精々「罵詈雑言」をしたためておこうと考えた。

  昨日、関西空港内でエスカレーターに乗ったら、「ベルトにおつかまりください」という機械的なアナウンスにびっくり。この言葉は百貨店などあちこちで耳に するが、「掴まる」に敬語の「お」を足したものだろうが、何か違和感を覚えるのは私だけなのだろうか。ただ「ベルトをお持ちください」ではおかしいのだろ うか。

 毎日放送の「ちちんぷいぷい」の番組だが、ずっと前から気になっていたのが司会を担当される西アナウンサーの「え~」という言葉を始める前の癖。いい加減に気付いて直さないとあの有名な徳光氏になってしまうと伝えたい。

 夕方のキャストでキャスターを務める伊藤アナウンサーの「ので」を「んで」と発言されるのにも抵抗感を抱く。関西のアナウンサーには多いようだが、ちょっと変えるだけで聞き易くなると学んで欲しいものだ。

これまでにも何度も書いたが、アナウンサーとは言葉のプロであるべき立場。「まじ!」なんて不思議な言葉が蔓延っている社会に、美しい日本語の見本を与えて欲しいと願ってしまう。

  橋下市長の肩を持つのではないが、平松前市長の関西的イントネーションにも違和感を抱いていた。物事を訴える際に関西弁では説得力がダウンするのはプロな ら「周知」の事実。それを敢えて日常活用語ではないイントネーションで喋られていた事実に「羞恥」の思いを抱いていた。

 それは、弊社の女性司会者も同じ思いだった。彼女がアナウンサーとして活躍していた当時の先輩が平松前市長だったから、きっと私よりも強く感じていたかもしれないが、元アナウンサーだった平松氏がなぜ関西風に喋られていたかは疑問である。

 女子プロゴルフのトーナメント中継で、解説をされる森口プロの「あのう」の連発も聞き苦しい。1分間に何度耳にするか驚くぐらいで、誰か周囲の人が指摘して上げればよいのにと思ってしまう。

 ここで、ちょっとアドバイスを。言葉を直すには気付いたこと意識しながら喋ること。それだけでも随分と変化するので試して欲しい。例えばの話だがスポーツ選手に多い「やっぱり」のオンパレード。それを「やはり」と変えるだけで半減すると教えたい。

 ゴルフが出てきたところで、前にも書いたが、また男女とも韓国の選手が優勝し、日本のプロ達の奮起を願ってしまう。

男子プロの人気の凋落が激しいというニュースもあった。過日のフジサンケイクラシックの最終日、18番ホールで最終組を含む5組に対するウェルカム・コールが行われているが、名前を呼ばれても観客に会釈もしない日本のプロ達がいることに腹立たしい思いが。

ファンやスポンサーに最低限度の礼節が出来ないプロなど、どんな世界でも通用しない筈。それだけ余裕がないのかもしれないが、渋くて職人的プロと人気の高い藤田プロがしっかりと挨拶で応えている姿を見習って欲しいものだ。

 加賀の山代温泉で名高いホテル「百万石」が明日から休業というニュースがあった。友人ファミリー達と何度か宿泊したことのある老舗旅館だけに、何か寂しい思いを抱く。

 一方で、山陰で知られる「湯村温泉」のイベントのニュースもあった。訪れる客が激減している現実を打破したいと考えられたそうだが、街の中に30数箇所存在するという「ハート」マークを探す企画で、お気に入りの温泉なので、成功されることを願っている。

  今日の結びは塾生の一人のブログが過日に「2000号」を迎えていた。広島と岡山で多くの司会者を派遣している彼女だが、日に500キロも車で移動した り、瀬戸内の小さな島のお葬式などの体験話は彼女ならではのものだし、毎日添付されている写真のセンスも中々のもの。ヤフーかグーグルで「葬儀 岡山 司 会」か「葬儀 広島 司会」と検索されたらトップに出て来る筈なのでどうぞ。

 今日の写真は、高橋三鈴さんのピアノ伴奏でシンセサイザーに挑戦した際のひとこま。曲は愚生の作曲した「逝かれし人へ」で、あの「きんさん、ぎんさん」のご葬儀の際にも流されていた。
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