2012-06-18
台風が! NO 2960
本館で行われていたお通夜、昨号で触れたお寺様にご挨拶。先代さんがお元気で今秋に古希をお迎えになるそうなので安堵した。
この「独り言」をご笑覧くださっていると伺って背筋が寒くなったが、昨日に書いていたことが話題になって懐かしい想い。
そのまま西館で行われていたお通夜に参列、皆さんのご焼香が終わっていたが、焼香台がまだそのままだったので自分の香で焼香を。
さて、私は昔から強風が大嫌いだが、その最たる存在である台風が近づいており、明日の夕方頃から我が大阪も暴風圏内に入りそう。
こんな時期にこんな大きな台風が襲来するとは予想外だが、遠方から参列される方々の帰路を心配申し上げる。
沖縄や奄美地方で猛烈な暴風雨。それが結構速いスピードで日本列島に近づき、このままなら間違いなく上陸するだろうし、気象庁発表の台風情報によると、明 日の夜9時頃には室戸岬付近に達しているとのこと。近畿地方での最大瞬間風速が50メートルというのだから戦慄。過去に第二室戸台風で恐怖の体験をした思 い出があるので、今回も恐怖に慄きながら夜を過ごすことになるだろう。
本館から西館への途中で空が暗くなり、しばらくすると雨が落ちて きた。それは、如何にも嵐の前の情景のよう。日暮れが遅くなった時期、それ故に空の一部の暗さを恐ろしく感じるが、明日のお通夜を変更されたお客様もおら れたそうだが、どうぞ被害に遭遇しませんようにと手を合わす。
国道25号線源ヶ橋から続く生野本通商店街は東へ随分と長い。最も東にある八坂神社近くの「みこし通り」は月曜日が休日。その他は火曜日となっているが、昔と比べてシャッター状態の店舗が増えたので寂しい思いも。
疎開道路から東に入った商店街に、大きな招き猫の風船が浮いている。後方からつながった電源でモーターを回し空気を送り続けて膨らんでいるのだが、夜遅くに通ると電源が抜かれているので萎んでしまっているので哀れに感じる。
達磨や福助と同じで客商売の縁起物として重宝される招き猫にも様々あるそうで、左右の前足が「人」や「お金」を表現すると誰かが言っていたが、両前足を上 げる招き猫もあるそうだ。「お手上げ」状態で縁起でもないのではと言うと、「手ではなく足だから問題ない」と返された。
昔、友人がお気に入りの割烹にプレゼントしていた猫の置物が印象に残っている。確か「お願い猫」とか呼ばれていたようだが、何かを懇願するように手を合わせていて可愛かったと記憶している。
アメリカのニューヨークにある有名な自由の女神は右手を掲げているが、西館のすぐ近くにある銭湯「源ヶ橋温泉」の屋根にある自由の女神は左右一対になっている。入浴とニューヨークと洒落たのかもしれないが、そんな先代さんの発想は、今や文化財として登録されている。