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2005-06-04

嘆かわしき哉?  NO 1177


 大手信託銀行からの郵送物、中に多くのビルの写真が同封されており、すべてに価格表記のあるDMパンフ。バブル経済の時代が嘘のように立派なビルが「エッ!」という販売価格、<幽霊でも出るのでは?>と思ってしまうほどだった。

 今日も朝から訪問者の連続、昼食はコンビニで買ってきてもらったオニギリを5分で食べたが、この間に神戸のメンバー「公詢社」さんからのファクシミリに目を通す。

 両社スタッフの交流研修会が神戸で予定されており、その詳細が記載されていたが、公詢社の社長が発信されるコラム「あるがまま」を覗いたら、数号前に「!」という記述があった。(弊社HP内のリンクのページからどうぞ)

 弊社チーフ・パーサーのヘッド・ハンティングを本気で考えていたとのこと。何度かお手伝いに行った際に気に入られたようだが、交流会での弊社「人<財>」の防衛対策を考えなければいけないよう。

 そんな中、「ちょっと検査入院を」と聞いて心配していた取引先の社長が来社。前回会った際<少し顔色が?>と思っていたが、何と現代医学の最先端手術を受け「病気が完治しました」と元気な表情で喜びの会話。

 検査入院から即手術となったそうだが、局部麻酔の手術で1時間、そこで体験した思いを拝聴しながら大きな勉強をさせていただいた。

 彼は、これで大きく寿命が延びた。きっと神様が彼を生かしてくれるために病気の信号を与えてくれたのだろうと思っているし、大切な友人の健康モードに心から拍手を贈りながら、貴重な体験を活かした今後の彼の経営手腕に大きな期待を寄せている。

 さて、この数日「日刊ゲンダイ」で葬儀に関する記事が連載されていた。悪質な葬儀会社の横行を中心に書かれ、病院との癒着についても採り上げられていたが、びっくりしたのは葬儀社と町会役員の裏リベート問題。それが予想外に多いことを知った。

 弊社は故人と遺族を最優先、そんなところからお客様から直接のご依頼が大半だが、確かにリベートを要求するような町の役員も存在するようで、私はいつも嫌われ役を買って出てきた歴史もある。

 ある地域で弊社が絶対に行かないところがあった。お客様から弊社の指名があっても、リベートを出さないから他社を薦める会長さんだが、そのご本人の身内の葬儀を弊社が担当したのだから信じられない話。

「どうして弊社を?」を伺ってみたら、「身内の葬儀はやっぱり高級葬儀」と、メモリアルボードや追憶ビデオを求められてきて驚いたが、ご近隣の皆様がお怒りモードになられたのは当たり前。それを機にその地域の弊社への依頼が急激に増えた。

 大阪市内は、各小学校の校下にそれぞれ地域の会館の存在あり、そこで葬儀を行う場合に町会長さんが窓口というケースが多く、このあたりにリベート問題が発生しているよう。

 弊社に依頼をくださる町会長さんも多いが、皆さん「いい葬儀をしてあげてね」で共通され、リベートなんてとんでもない方々ばかり。

 弊社の信念は「ご遺影」に誓って申し訳ないことをしないこと。だから裏取引なんて大嫌いだし、病院への営業を一切しない姿勢を貫いている。

 あの世に行ってみたら、送らせていただいた方がいっぱいおられるだろう。その方々から「お前に世話になった。有り難う」の言葉が大切。罰当たりの行為だけは絶対にしたくないのは「あの世の旅」を著した頃と変わっていない。
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