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2005-07-30

女性の躍進  NO 1226


 明日は月末の日曜日、ご法要が何軒も重なっており、スタッフが打ち合わせやお供え物の配達に走り回っている。

 弊社のホールでもお食事会があり、その中で「偲ぶひととき」に携わる仕事もあるが、事務所スタッフの大半は明後日の講演の資料作りに追われている。

 そんな中、朝から弊社で演奏いただくミュージシャンが来社。コンサートの打ち合わせを行いながら、奏者自身にも重要であるトークについてアドバイスをした。

 お客様と一体になって会場を盛り上げる。それは演奏技術だけでは完成に至らない、そこで想定できる様々なテクニックについて裏技を伝授、大変興味を抱かれたようで楽しみだが、プロのミュージシャンがオシャベリのレッスンをされるとは予想されなかっただろう。

 ピアノのように座って演奏する場合と立って演奏する楽器とはトークが異なって当然、そんな持論をお仕着せがましく伝えてしまったが、何かのプラスとなれば幸いである。

  昨夜、テレビのサテライト・ニュースを観ていたら「企業内に於ける女性の活躍」がテーマになっていた。10年前から比較して女性がどれほど進出してきてい るかを分析し、今後の重要なキーワードとして女性の存在の重要性を強調されていたが、これらは葬祭業界でも全く同じ、いや、他業種より活用を重視するべき だろうと実践している。

 ご訃報があって病院へのお迎え、ご自宅での打ち合わせ、ご納棺、そして設営、お通夜、葬儀の担当スタッフとして司会も可能。そんな女性スタッフを育てることは我が業界では何より急務。

これらを10数年前から勧めていた弊社だが、同業他社から「変な考え」と異端視されていたのだから面白い。

  過日も「最期は自宅で看取りたい」というお客様があり、担当医師の了解を得て退院。その3日後に静かに息を引き取られたケースがあったが、そんな在宅看護 の場合には様々な医療器具がセッティングされていることも多く、看護師の資格を有する女性スタッフが大いに役立ってお喜びいただいたことがあった。

 スケジュールの都合でお通夜を担当せず、葬儀の始まる少し前に式場に行くことがあるが、音響設備がセッティングされた司会席の横に花や小袋が置かれていることがあり、「これ、何だ?」と聞くと「故人がお好きだったものです」と返してくる。

 ご遺族から伺った故人情報からスタッフ達が行動してくれる。そんな配慮に女性らしい感性を感じているが、「個人情報」と「故人情報」は、何より葬儀社が重視しなければならないことだ。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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