梅田から阪神電車で神戸に行った。伴っていたのは弊社の本部長だが、彼は阪神タイガースのファンのよう。特急が甲子園駅に停車した時の目が輝いていた。

　今年も何度か社員達と甲子園球場に出掛けたそうだが、残念ながら今年のタイガースは苦しい状況、社内にいる大の近鉄ファンの存在もあり、最近はプロ野球の話題が少ないみたい。

　出掛けた目的は人形供養の見学、神戸「株式会社　公詢社」さんが主催された大規模な供養祭。会場に行ってみると＜よくも、これだけ！＞というぐらいの人形が持ち込まれている。

　導師をつとめられたお寺様も驚愕されておられたが、閉式後のご法話まで拝聴させていただいた。

　「これからのお寺の住職は、お檀家さんをご満足させる説得力も重要。コミュニケーションなくして宗教者は語れない」

　お控え室でそんなことをご教導くださったが、数日前に新聞記事にあった「檀家の総意で住職夫婦を罷免」なんて人物に聴かせたいと思ってしまった。

　「総意」で「僧衣」を剥奪なんて喜劇の世界。しかし、今日のような立派なお寺さんも少なくないことをご理解願いたいものである。

　社長と別室で話をしている時、本部長から予想もしなかった発言が！　女性スタッフの撮影許可を求めている。

　それが「制服」を目的にしていることを推察された社長、すぐに美人スタッフをモデルとして提供くださった。

　さて、お疲れモードで帰ってきて、ちょっと「転寝」をしたら、変な夢を見てしまった。

女子高校の校長として朝礼で挨拶をしている自分。次のようなことを宣言していた。

　 「生徒の皆さん、明日から金髪、茶髪は自由にしなさい。スカートの長さも膝の上下何センチなんて一切撤廃します。自分の好みで決めなさい。但し、それに よってこれから知り合うことになる友人に変化が生じること、そして恋人、結婚する相手が変わってくることがあることを理解しなさい。もちろん、就職する職 種や会社も変わってくる。将来は皆さんが決めること。自由にやりなさい」

　そんな演説をやっている。生徒はザワザワ、前列に並んでいる教員達の視線が強烈だ。そこで教頭が私に向かって何かを叫んだところで目が覚めた。

　その教頭の顔、どこかで確実に見た顔なのだが、思い出せない状態にある。