2004-11-04

話の発展?  NO 964


 山ほど溜まっていた追憶ビデオの吹き込み、苦労の末、やっと進められることに。

 中に「国際星名登録」「偲ぶ会」「無宗教」など様々なバリエーションがあったが、最も気になっていた無宗教形式の特別バージョン3本も終えられてホッとする。

  この3本だけでも併せて17分のナレーター。中でも8分バージョンの原稿調整が大変。お客様がどんな編集にしたらお喜びになるだろうかとスタッフとやりと り。喪主様からのメッセージと故人の人生が綴られた小冊子の一文を抜粋、そこに続けて司式バージョンのナレーションを吹き込んだ。

 映像の分数に合わせて原稿を創作するのが簡単ではない。BGMの盛り上がりやエンディングのイメージを想定して計算する。「2行増やそう」「1行減らそう」ということから、6行の原稿を創作しようというケースもあるが、何とか計算通りに収まった。

 昨日、女性スタッフ2人がナレーションの吹込みをやっていた。それは、彼女達が担当した「偲ぶ会」だが、編集作業で苦労があり、「こんなの良く出来たね」と感動を新たにしていたとのこと。

 吹込みを担当する者、映像を制作する者、成長過程にあってその両者に温度差が生じることが問題。「完成」映像を互いにチェックしながら、使用されている資料映像の変更をテーマに話し合われることになったが、そこに「感性」のぶつかりからの成長も。

 これまでに私が吹き込んだ追憶ビデオがいっぱいある。それらは弊社が担当させていただいたお客様のお家に残っている。考えてみれば、その全てが私の生きた「証し」でもある。お客様との「ご仏縁」に、自身が「証し」を残せるということは幸せなこと。

 一般的な葬儀では、終わった後、思い出の他に残るのは「ご位牌」と「ご遺骨」だけ。そこに「声」を置いてくださるなんて有り難いこと。葬儀の仕事に携わって<よかったな>と再認識した今日だった。

 そんな合間にプライベートのメールを開けると、アメリカに在住する娘家族の写真が入っていた。テレビの大統領選挙放送で寝不足だと書いていたが、ハロウィンのシーズン。孫がシンデレラ姿に着飾ってお菓子を貰いに回っている姿もあった。

 ふと娘のお腹を見ると目立っている。中に新しい命の息吹が育まれている。来春のお釈迦様の誕生日が予定日。元気に生まれてくれることを願っている。

 10月でサマータイムが終わり14時間の時差が15時間となった報告も。我々日本人にはピーンと来ないものだが、電話をするタイミングを考え頭の中にインプット。

 夜は友人と待ち合わせ。相手の女性は関西でトップクラスのブライダル司会者さん。目的は彼女のご主人で、民謡で日本一になった方。12月に行われる弊社主催の「民謡の夕べ」の打ち合わせ。ビールを出していただき盛り上がる話。予想外なところまで発展してしまった。

 何と、津軽三味線の師匠も友情出演くださるそう。この師匠、2年連続で津軽三味線日本一になった方。それに尺八の名人までもご一緒に。参加される方々が幸運で、本物の民謡の世界のひとときをプレゼントできるだろう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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