2004-10-02

日付が変わって  NO 929


 8人の孫さん、5人の曾孫さん達に送られる方の葬儀、ご出棺の前に行う弊社独自の「命の伝達式」、今日は何か不思議に涙が出てきて困ってしまった。

それは、人の恋しさが募る秋の季節が原因ではないことは確か。送る側の子供達の姿に何か特別なことを感じたから。

 この命の伝達式だが、我々葬儀社にとって重要な役割だと確信しているし、日本トータライフ協会のメンバーだけではなく、多くの葬儀社の皆さんに行っていただきたいと心から願っている「オリジナル奉儀」のひとつでもある。

 火葬場に向かう車中、喪主さんが弊社のスタッフのことを絶賛くださって恐縮したが、続いてご自身の将来の葬儀についてのご要望を拝聴した。

 「私の葬儀、『白い恋人たち』一色でお願いします」とのお言葉。一瞬<桑田佳祐?>と思ったが、「一面の銀世界、私の結婚式もそのバージョンだったのです」とおっしゃられ、それがフランシス・レイの世界だと気付くことに。

 そんなお別れ会だったら、きっと参列者への返礼品は、北海道で販売されているチョコレート「白い恋人たち」も選択されるだろうと思っている。

 さて、これまでに何度か書いた我々の業界の制服だが、「リミット通販」さんのHPから弊社をリンクというメールを頂戴した。

 葬祭業界の制服を創作されるためにプロジェクトチームを結成、ネットによる専門会社を通じて社会リサーチを進められ、葬儀に対する女性のイメージを集約分析されて世に発表されたもの。このHP内のリサーチ結果が非常に勉強になったので感謝申し上げる。

 中に私の写真もあって恥ずかしいが、プロジェクトの皆さんの苦労が「かたち」になって喜びを共有したい。(検索「リミット通販」でどうぞご訪問を)

  また、私の写真の話だが、日本トータライフ協会のメンバーである福島県「本多葬祭」さんのHPもリニューアル。「安心のブランド」のページに私の拙文も掲 載されているが、若い息子さんがコラム「春夏秋冬」を発信する姿勢を見せているので楽しみだ。ご訪問は、弊社HP内「リンク」のページからどうぞ。

 この本多葬祭さんには思い出がある。協会の北海道研修会の際、台風の影響で出席出来なかった一社でもあり、後日研修に伺ったのだが、上野からの「スーパーひたち」で<福島県は遠い>と思ったのが懐かしい。

 後継者に初めて会ったのは渋谷のホテル「セルリアンタワー」。大切な仕事が始まるのに彼がやって来ない? ギリギリ何とか間に合ったのだが、ホテルを間違えたのが原因と分かって大笑い。その彼、芸術系の大学生として在学中。きっと素晴らしい後継者になると信じている。

 <もう、こんな時間!> 今日は、びっくりするほどメールを頂戴している。これから順に返信を書き始めるのだが、目の疲れからすると3通が限度のよう。残りは明日中に何とかと考えている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net