2006-02-03

賑やか、そして静かに  NO 1413


 ホテルで行われる「偲ぶ会」だが、進行の中で主催者側にどうしてもお手伝いいただきたい部分があり、10名様程度のキャスティングをお願いしていた。

 幾つもの組織団体が関係しているところから難しい問題もあるようだが、何とか実行委員会のメンバーさん達で進められることに決定、そこでリハーサルということになった。

言葉で説明しても中々伝えることは難しく、映像をご覧いただいた後から始めることにしたが、「こんな難しいことを私達が!」と緊張の世界。しかし「意義」のあることだからと積極的にご協力をくださった。

 微熱のある状態でシナリオ創作が辛くて大変。来社される20分前までに食事を済ませ、そして薬を服用してと考えていたら変更が。皆さんが20分前にご来社、食事も薬もダメだった。

 相手さんを待たせることは出来ず、すぐに対応申し上げることにしたが、事務所担当スタッフ達も慌てて準備態勢を整えた。

 我々は、時には分刻みで計算しながらスケジュールを決めることがあるが、今日のケースのような善意の行動によって変更を余儀なくされることも少なくない。

  今回はオープニングの部分を重視したシナリオ構成、ここで実行委員会の皆さんの真剣な行動が求められる。そこで完成させた「儀式空間」を第一部「追悼式」 のエンディングまで持続されるかがキーワード、緊張されるイメージが意味ある「味」として伝われば成功だが、本番の1時間前に最終リハーサルを行うことで 結びとなった。

 今日の様子では、どうやらスタッフを伴う必要があるよう。何より会場が広いところから限度が生じ、ハプニング対応を考えるとアシスタントの仕事が重要となってくる。そこで当日の仕事を考慮しながら、こちらサイドのキャスティングも進める予定。

 さて、今流行している風邪は様々な症状があるみたい。インフルエンザの予防接種を受けており安心していたが、多くの方々で医院が患者さんでいっぱい。私の症状は軽い方の部類だが、待ち合わせている間に別の風邪の症状を貰ってしまう気もする。

 服用した強烈な薬で随分と楽になったが、油断は禁物、それこそ臆病で備えたい。

 自宅で久し振りに血圧測定を。正常な数値に安心し、今日も銭湯のスチームバス療法をやってきて、早めに就寝という行動で。

 過日に北海道から恵贈くださった「じゃがポックル」、やっとアメリカに届いたそう。孫の喜ぶ顔が浮かんでくる。

 北海道、東北、東京、九州と、時間があればすぐにでも行かなければならない仕事があるが、この体力ではちょっと無理。まずは目前の「偲ぶ会」用の声質調整に神経を遣おう。

 明日から寒波がやって来るそうだが、この様子では梅の開花が遅くなるだろう。和歌山県の南部や奈良県の月ヶ瀬など、関西の梅の名所もまだまだ蕾の状態みたい。季節の花の移ろいは、齢を重ねる証しとなる風物詩。晩節に開花する人生もよいものでは?

そんな馥郁とした梅香のシーズンを前に、一人の熱い男のブログが休載することになった。社内で重責を担う立場でよくぞここまで続けてきたものだと拍手を送りたい。

  就職内定前にブログで採用取消があっったり、ブログの内容から人格を認められて入社を歓迎されたケースもあるブログ時代、彼の内容にはやさしさがあふれ、 多くのファンの存在があっただけに残念な思いもする。そこに滲み出ていた隠し事のない性格、そして家族や会社を誰よりも愛していた思いはこれからも変わる ことはないだろう。

 男も女も人生は花みたいなもの、惜しまれて蕾のままで閉じるのもこれまたロマン、彼の再登場を期待しながら、魅力ある男の後ろ姿を見つめていようではないか。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net