2015-06-18

忘れられないこと  NO 4224

http://happy-train.net/戦争資料館昨日「水曜日」はメールマガジン「まぐまぐブログ」の送信日。テーマはお喋りの言葉遣いについてで、スピーチが苦手で緊張される方への裏技を紹介しておいた。

これは実際に多くの方々にアドバイスをして全員が成功に至って感謝されたもので、ちょっと発想を変えるだけで出来ることなのでお勧め申し上げる。ご興味があれば「まぐまぐブログ」からどうぞ。

さて、ニュースの中に裁判の法廷のことが紹介されていた。大阪のミナミの心斎橋付近で無差別に包丁を振り回して2人の人を殺害した事件だったが、ご遺族の「なんでやねん」という言葉が悲しみの全てを凝縮しているように思えた。

被害者の男性の実家はすぐ近くで、お父さんとも交流があり何度か食事をしたこともあるし、銭湯で会うこともあったので悲劇を知った時は掛ける言葉が見つからず心から残念で同情するしかなかった。

あの日からご遺族の時間は止まったままである。音楽の世界で活躍されていた息子さん。東京に在住され幼い子供さんの存在もあったというのだから災難ということで済まされる問題ではない。

子供が両親を殺害する事件も起きていたし、孫が祖父母を殺害した事件も報じられていた。親が子供を殺害したくなるのは他人に迷惑を掛ける愚かなケース。過日の北海道の4人の被害者を出した飲酒運転の加害者の親も「生まれて来なかったらよかった」と思っているかもしれないが、前述の加害者の両親もそんな思いを抱いているのではと考えてしまう。

過去に書いた持論で「人生は反省の範囲内で。後悔することはするな」というのがあったが、「失敗して学ぶこともある」と反論した若者もいた。仕事という世界でお客様に謝罪をするようなことはプロならするなという思いもあるし、飲酒運転で他人に危害を及ぼして何が学べるというのかと説教した。

事故を起こす前に起こさないように考えるのが賢者の選択。起こして学ぶなんて不味い飲食店に入ったり、少額のお金を落として紛失したレベルのことだろう。

日々の暮らしの中で「体験してよかったこと」「体験したくなかったこと」の両方があるが、後者が後悔に至らなかったら幸運と考えたい。

前述の通り魔事件の求刑で死刑という報道があった。弁護側は覚醒剤の影響で幻覚があったと考えられるとフォローしていたが、飲酒運転や覚醒剤に行動するのは完全な確信犯である。そんな行動をしないのが人の世の何より大切な基本的義務で、被害者を出さない、加害者にならないという持論に至るのである。

これまでに何度も書いたことだが、日常生活の中に危険がいっぱい存在している。飲酒運転は相変わらず多いし、覚醒剤問題も毎日ニュースに出て来ている。今日はトヨタの外国人の女性役員がそれで逮捕されたというニュースも流れていた。

人生の中で出会うべきでなかった人と出会わないことを願っている。

今日写真は見学した際に撮影した戦争資料館の日本軍の関係資料。戦争と宗教は人を変えると何度も書いたが、愚かな戦争だけは起こらないようにと手を合わす。
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