2013-02-03

手を合わすことばかり  NO 3185


 前号を発信してしばらくするとテレビにテロップで地震情報が流れた。北海道で震度5強の揺れが発生、交流のある多くの人達が在住する北国に被害がないようにと手を合わせた。

 NHKのニュースを観ながらそれぞれの地の震度を確認していたら、震度5弱や震度4だったので驚いたし、NHKの放送局内の揺れる映像の凄さに阪神淡路大震災の時の宮田アナウンサーの深刻そうな表情を思い出した。

 午後11時17分に発生、マグニチュード「6、5」と報道されていたが、ニュースによると、発生直後から北海道内の電話がつながり難くなっているそうで、心配された方々が多いという現象のようだと想像した。

「3183号」で東北から関東に発生した地震のことについて触れたが、すぐに北海道でこんな大きな地震が起きるとは想像もせず、本当に地震とは恐ろしいもの。家屋の倒壊や
犠牲になった方がおらなかったことだけは幸いだった。

 昨年だっただろうか、確かトルコだったと記憶するが、群発地震に対して専門家達が大地震は心配ないと発表したら、数日後に大地震が発生し、大きな被害に遭った人達が訴訟を起こして注目を浴びたが、つい最近にはイタリアでその反対の事件が発生していた。

 大地震が起きる可能性が高いと専門家達が発表したら、何も起きなかったので「避難」した人達が「非難」の行動を始めたという問題だが、いやはや地震の予知は不可能と考えるべきで、中国が予知に関して積極的に研究しているのは有名な話である。

  そんな中国の環境汚染の問題だが、昨日のニュースに衝撃の内容があった。「北京市内で1日過ごすだけでタバコを21本吸ったことに匹敵する」との指摘で、 細かい粉塵の影響から高速鉄道の電気系統が故障したり、多くの自動車のエンジンが停止したというニュースもあったので半端じゃない現実である。

 自動車にはキャブレターという部品がある。これは空気を濾過してエンジンに送る重要なものだが、それが詰まるのは想像を絶するレベル。人間の口から吸ってしまったら血管の中まで入ってしまう危険性があるというのだから恐ろしい話である。

 地球の内部で何かメカニズムがおかしくなっている。工場の煤煙や車の排気ガスの放出から温暖化が進み、成層圏から宇宙まで悪影響を及ぼしているもかもしれない。

 さて、日課となっている散歩コースの中に広い空き家があったが、解体されて整地され、数日後から掘られてコンクリートで基礎工事が出来上がったと思ったら、その3日後には2階建ての家が「かたち」になっていたのでびっくりした。

 最近の工法のようで、工場内で組み立てられた家を分解して運んで来る形式らしいが、それにしてもこんな数日間とは驚きである。

 軽量で地震にも強いらしいが、そんな家を目にしながら、半年以上の工期を要した友人の家のことを思い出した。匠と称された棟梁の仕事だったが、もう30年以上も経つが、今でも軋む音ひとつ発生しないと聞いている。

 欠陥住宅の我が家だが、強風が吹けば揺れを感じるので恐ろしいし、悪猫がおどおどしながら逃げ回っている姿が可哀想になる。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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