2008-09-21

行政の怠慢  NO 2274


 少し遅めの昼食にといつもの蕎麦屋さんに入ったら、大臣を務められた国会議員さんが秘書を伴われてお食事中。迫る総裁選挙やその後に予想される解散選挙が大変なようで、握手をされてお帰りになった。

 過去に特別なことをお願いに事務所を訪問したこともあるし、奥様から後援会の皆様への講演を依頼されたこともあり、地元で行われる葬儀には秘書の方が会葬に来られるケースが多い。

 弊社の「シーン西館」の近くに国道25線が通るが、それは、我が生野区と東住吉区、阿倍野区との境界線であり、改正によって選挙区が分かれているのだが、その阿倍野区で自民党公認に関して問題が発生、テレビや新聞のニュースで報じられていた。

 小泉チルドレンの立候補で郵政改革反対の自民党議員が落選した前回の選挙だが、当選した現役の若い女性議員に対して公認をしないようにと、地元選出の府議会議員と市会議員が選対幹部に要望したそうだ。

 要望書を受け取られたの政治家一家として著名な中山太郎代議士だが、聞くところによると彼女が古賀派の属しているらしく、簡単に解決の道が見出せる問題ではないようだ。

 政治とは複雑な世界、国際的な外交から町の長屋のことまでグローバルな尽力が求められるが、我々庶民にとって大きな問題である「食の安全」については真剣に取り組んで欲しいものである。

  餃子やミルク問題が発生している中国を批判出来ないような低次元の事件が発覚しているが、悪質極まりない経営者達には子供や孫の存在がないのだろうかと疑 問を抱く。事故米を家族に食べさせると考えれば絶対に出来ない筈。会社のトップや記者会見に登場してくる幹部社員の表情に共通することは「人相が悪い」と いうことと、「申しわけない」というハートが全く感じられないこと。それらは辞任した大臣と事務方のトップも同じで、この国に蔓延る魑魅魍魎とした世界が 氷山の一角として出てきたようでもある。

 マスメディアの伝えるニュースの中で腹立たしいのが「人体被害の報告は入っていない」という言葉。そんなことより「やった」行為が殺人につながる大事件だとの認識に至るべきで、犯罪者達を徹底的に追及して欲しいものである。

  水俣病、イタイイタイ病、カネミ油症事件、森永砒素ミルク事件や薬害による被害者の存在という衝撃的な歴史もあるが、それらが教訓として活かされているよ うに思えないのが残念なこと。最近の訴訟で話題になった大阪府寝屋川地域の不可解な体調不良、咽喉や目の痛み、また湿疹などの症状が多くの人達に出てきて いるが、原因と考えられる工場での特定にまでは至っていなかったよう。

 我々庶民を守るのは行政の仕事、そこに「食」や「環境」の問題が発生すれば直ちに原因究明するのは当然のこと。重症や重態となる人達を一人も出さない迅速な行動こそが人としての使命であろう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net