2008-03-07

誕生日の前日に  NO 2143


 朝から真向かいの医院へ。一週間ほど前から左腹部に感じていたピリピリ感解明のための検査に。昨日の夕方から感じなくなっていたが、「もしも!」との臆病な思いからの行動だった。

 超音波の検査室、腹部にゼリーが塗られ照明が暗くなって画像が映り出した。画面に白い線が見え、その下で全体が動いている画像に恐怖感。それは、呼吸に合わせて動いている。

 やがて、先生からその説明が。「私も言える立場じゃないんだけど、この部分は皮下脂肪だよ」とのこと。時折に銭湯でお会いする関係もあり、お互いが最近のメタボチックな体型が気になっているのである。

  そんな皮下脂肪の中に1センチほどの白く見える物がある。先生がスイッチを切り替えられ、血液の流れが見えるような映像でご判断。「血液を取り込むような 流れではなく、問題はないようですが、手術縫合された際に起き得る兆候とも考えられます。しばらく様子見ながら追跡検査をすることにしましょう」となっ た。

 知人で検査入院している女性もいるし、一方で、友人の奥さんが手術のために今日入院をした。周囲にも「お見舞いに」という人達が多い。齢を重ねれば何か病があって当たり前らしいが、何でも早期発見が基本的であろう。

 2年前の今頃、私も手術入院のための準備をしていた。3月13日に入院し、3月20日に手術という日程が決められ、臆病な性格から最悪のことを想定しながら身辺整理みたいなことをやっていたことを思い出す。

 考えてみれば、臆病だからこそ早期発見につながり、手術によって助かったのだが、あれから2回目の誕生日を迎えることが出来た。

  午前中、式場の祭壇飾り付けを除いてから京都に行くためにJR環状線「寺田町」駅に行った。息を切らせて階段を上がり、電車が来るまで観光地の宣伝看板を 見ていたら、突然「社長さん、何処へ行かれるの?」と女性の声が。ふと振り返ってみると、源ヶ橋交差点の近くの料理屋さんの女将さん。高知市の中心地でご 夫婦で割烹を営まれていたのだが、ご主人が急逝されてから大阪の店へ戻って来られていた。

 高知店で過去に何度かお世話になったことがあるが、王監督や松坂投手が何度も来店された有名な店だった。ご夫妻とは何度もゴルフをご一緒した歴史もあるが、女将さんのゴルフには誰も考え付かない彼女らしい行動があった。

 それは、苦手なバンカーで中々脱出できないところから、何回打ったか分からなくなるために、掌に収まるぐらいの計数器を準備され、打つ度にボタンを押されていたのである。

 そんな女将さんに「何処へ?」と伺ったら、「大阪城公園の梅園に」と仰られ、続いて、昨日の弊社の式場で行われていた葬儀に娘さんご夫婦が会葬に来られており、ご遺族やご友人のメッセージを代読した内容に感動をされたそうで<よかった!>との思いも。

 私の行き先は、京都のタオ指圧。京橋から京阪特急で三条に。腰痛の施術を受けるためだったが、行けたのは予約を譲ってくださった方があったからだ。

 私の紹介で何度も行かれている喫茶店のマスターさんも、「社長の仕事じゃ予約は無理。私が予約をしておいて、代わりに行ってくれてもいいよ」と、そんな有り難いお言葉を数名の方々から頂戴している。

 今日は、予定時間より随分と時間オーバーで施術をしてくださった。お陰で腰痛が半減したみたいだし、帰路に上がった駅構内の階段も楽に感じた。

  さて、前述したが、3月7日は、私がこの世に生を享けた日だ。遠方の特別な友人から素晴らしいプレゼントが届いて感激のあまり涙したが、そんな明日、ある 重大な問題提起を書くことにした。全国で当たり前のように行われている葬儀、そこに気付かなければならない大問題が秘められており、ご訪問くださる皆様に お考えいただきたいのである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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