2008-01-08

地球の品格?  NO 2087


 今日も男湯の最終客。弊社式場の女性のお客様が4名来られていたと伺い、帰る際に「猫ちゃん用に」と、牛乳を1本プレゼントくださった。

 頂戴した年賀状を拝見していた。昨年は「偽」の文字が話題になったが、賀状の中の1枚にそんな社会に憂いを感じておられる名文があったので紹介を。

 くださった方はオムライスで全国的に有名な北極星の社長さん。シンガポール店で撮影されたお写真入り。過去に何度かゴルフでもご一緒したことがあるが、オムライスのテレビ取材があると必ずご本人が登場され、その奥義についてお話しされるお姿が印象に残っている。

冒頭に『のれんの上にあぐらをかくな 気持ちはいつも本日開店』とあり、しばらく進むと『食品業界は命に携わる仕事であることを肝に銘じ、今こそ原点に立ち返り足元を見つめ直す時期ではあるまいか』とあった。

 続いて聖徳太子制定の十七条憲法第4条を比喩され、『国民に礼儀が保たれていれば国家はおのずと治まるものである』というくだりについて触れられていた。

  最近に話題の「女性の品格」や「国家の品格」という言葉にもつながる問題だが、我が日本の国は「恥の文化」が見事に伝承され、そこに礼節を重んじるという 素晴らしい国民性が培われた筈だが、いつしかそれらが崩壊してしまっていたようで、その背景にあるのが目先の利益、今生の利益だというのでは真に情けない 話しである。

 それらを『最近不祥事が多いのは、経済至上主義で商業道徳や倫理観の欠如から、全ての面で礼儀が軽んじられる風潮の結果だろうか』と嘆いておられた。

 この世に生を享けた以上、何か人に喜んでいただけることを行いたいもので、それが出来なくとも他人様に迷惑を掛けないようにしたいものではないか。

社会生活の中で話題になっている「クレーマー」や学校教育の中で発生している「モンスター・ピアレンツ」という問題もあるが、上述の問題と並行しながら表れてきた社会現象のように思えてならない昨今である。

 今、仮にだが、誰かが画期的な発明を発表し、車にガソリンを必要としないとなったらどうなるだろうか。多くの国家が現在の経済崩壊を理由に阻止するパーセンテージが高いようだし、我が国内でもそんな事案が現実として最近に起きていた。

「政 界」と「財界」の友好関係が互いの利益の上に成り立っているとは間違いなく憂国の道。「来世に地獄の存在がある」と信じて「生かされている」という考え方 を大切にして欲しいもの。政治は国民の利益のため、その先に世界全体から宇宙全体の利益のためにと考える政治家の登場があるのだろうか。選挙区で揉めてい るレベルでは間違いなく無理のようである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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