2005-08-31

??月を前に  NO 1258


  朝から約束していた数人の方々と会い、それから出社。玄関に多くの自転車があり駐車場に見知らぬ車が数台停まっている。<?>と思って中に入ったら、まあ 賑やかなこと。幼稚園から小学生の子供達がお母さん方とワイワイ。私の部屋に隣接する2部屋を通しにして「キッズママ料理教室」が開催されていた。

 男の子、女の子を問わずエプロン姿がかわいい。今日の献立の香りが漂う廊下を十数人の子供達が走り回っていた。

 社内がそんな賑やかな中、社外も幹線道路を次々に選挙カーが通り過ぎ候補者名の連呼。8月の月末の日、隠れ家とは名ばかりの環境に。

 しばらくすると急に静かになり、<どうやら片付け?>と思っていると玄関の方から「有り難うございました」と子供達の声、整列されての挨拶の光景がお見事、来月の予約をされてお帰りに。

 選挙モード一色の中、ジャーナリズムの世界を震撼させるような事件があった。朝日新聞の捏造記事問題である。

 当然のように他紙が批判報道に走り、速やかな事態収束行動を進めた顛末に「さすがに朝日」なんて皮肉を込めたコメントもあった。

「やらせ」はテレビ界の専売特許ではないよう。この数年「お詫び」の公示記事が多く掲載され、ジャーナリズム界に秘められていた陰りがワイドショー的に表面化してきたように感じてしまう。

 これまでに取材を受けた体験も多い。朝日、読売、毎日、産経、日経から色々な週刊誌まで、それぞれの記者達と話し合ったこともあるが、毎日新聞の2人の記者が印象に残っている。

 お一人は女性の方、2000年に発表した「慈曲葬」を一面にカラー記事で採り上げてくださった方。シミュレーションに感動され「単なるニュースで採り上げたくない。こんな葬儀の形式は社会に伝えるべき」と、後日に改めて取材対談に進んでから掲載されたケースだった。

 もうお一人は男性の方、星名国際登録証のプレゼントを何処かで耳にされ、暗いニュースばかりの中で心あたたまるニュースとして、社会面のトップ記事に大きく採り上げてくださった。

 取材を受けてから記事掲載までの裏付け調査の徹底、それはいかにもジャーナリストらしい行動であった。疑問が生じれば来社で確認、「ちょっと確認なのですが?」という電話は数え切れないほど。今回の朝日新聞の事件を考えながら振り返った出来事である。

 明日から9月、朝夕が段々涼しくなるが、スケジュールがいっぱい。講演の資料作りや様々な映像制作も多い。あっという間に過ぎるような気がする。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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