2005-06-20

仕事に追われて  NO 1191


 起床したら、予想通りに咽喉の痛み。<扁桃腺?>と思いながらうがいをするが、医院がお休みの日に限って悪くなる。

 ちょっとお疲れモードだが、やらなければならないことが山ほどある。出勤してからすぐに司会者2人分のナレーションを創作した。

 この数日、役員、スタッフの食事が不規則で申し訳ない思い。仕事に追われ「抜き」ということも少なくない。

 そんな中、土曜日の夕方に面白い事件が起きていたので紹介を。

 チーフ・パーサーの指示で私の友人の喫茶店に電話をしたスタッフ、その用件は10名分のサンドウイッチの注文だったが、丁寧な言葉遣いの彼女、相手様の状況を慮るところから「今、出られますか?」から始まった。

 それを聞いたマスターが注文とは思わずに「今、ちょっと無理」と返してしまい、そこから本題に進展することはなかった。

「出前、無理だそうです」となってしまった社内の会話。ちょっとした思い違いや互いの勝手な思い込みで予想外の誤解が生じるもの。今日、この話題をマスターに持ち出したら「注文だったの!大歓迎だったのに勿体ない」と申し訳ない表情だった。

 電話では相手の状況把握が難しい。携帯電話の流行で「今、よろしいでしょうか?」という会話が多いが、その言葉の前に本題用件のことをチラッと伝えることも大切だ。それが出来なかったために生じる誤解が全国でいっぱいあるような気がしている。

 お柩と共に歩みゆく光景は日本人らしい風情を感じるが、葬儀を終え、そんな葬列で進まれ、火葬炉の前に参列された方々が100名様以上もおられた今日の葬儀。

 お斎の会場へ向かう車内、葬儀委員長、喪主様とご一緒に故人の思い出話。菓子の世界で「匠」と称されたお方。今やアメリカにも多くの取引先の存在があり、曜日に関係なく工場をフル稼働されているそうで、日曜日の葬儀をご要望されたことが実行できて安堵されていた。

 さて、最近、不思議なことに私が書いた愚書の問い合わせが多い。今日も他府県の書店からあったそうだし、一昨日には愛媛県の眼科医の方からお葉書を頂戴した。

<よくもこれだけ小さな字が書けるものだ>というぐらい文字がぎっしり。そして内容を拝見してびっくり。

 昨秋にご祖母、先月にお父様を亡くされ、その際に葬儀を担当された葬儀社の責任者から3冊の愚書を借りられたとのこと。「あの世の旅」を読まれて「是非、販売を」ということだった。

 その責任者さんのお名前も表記され懐かしい思いを抱いたが、愛媛県に在する塾生とは別の人物なので誤解なきよう。

 お葉書に「えにし」という言葉が何度も登場している。これもまさしくご仏縁であるが、知らないところで結ばれた不思議な「えにし」が次々に「表れ」てくる。著書というもので「顕れ」るという現象なら嬉しいが、愚書というレベルなのでそうではない。

 もうすぐ塾生を迎える日だが、すでにその日のお通夜が入っている。喪主さんは現在ヨーロッパに駐在中で帰国されるまで日程を延ばされた。

 ご来社されて私の部屋で打ち合わせ、ご自宅が3区も離れた遠いところ。最近、遠方のお客様が多いので大変だ。 
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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