2005-07-12

同じ病院で!  NO 1208


 毎日のように雨、重いパソコンを肩に傘を持つと大変、通勤の道程が非常に遠く感じてしまう。

 出社すると同時にチーフ・パーサーから依頼が。来月に区役所で行われる講演の案内資料作成。内容はまだ考えていないが、皆さんに案内申し上げるプロフィールなどを書き上げておいた。

 受講者は女性ばかりで100名ぐらいとのこと。テーマは「高齢社会を背景に急変してきたお葬式」だが、資料映像や音楽を用いた講演と質疑応答の時間を重視したいと考えている。

 15日までのご葬儀のお客様をチェック、中に<!?>というお名前があった。つい先日にお母様の満中陰を迎えられたお客様、その時に喪主をつとめておられた方のご不幸だった。

 葬儀の際にお疲れのご様子だったが、その後にご入院されたそう。病院は私が入院していたところ。互いが闘病生活を送っていたことを知った。幸いに一週間で退院することが出来た私、特別な思いで進行を担当申し上げようと心に刻む。

 ご当家担当責任者である女性スタッフがから「父の日に子供さんからプレゼントされたシャツをお召しいただきました」との報告に<それはよかった>と労った。

 午後に嬉しいご来社も。会社近くの女性、「ちょっと旅行に行ってきたの」とお土産をご持参くださった。「お茶でもどうぞ」と私の部屋に、そこで故郷のお話しを拝聴。若くしてご伴侶を亡くされたそうで「長生きしてね」と温かいお言葉。お帰りになる後ろ姿に手を合わせた。

  さて、昨夜、久し振りにWOWOWで映画を観た。昨年の夏に公開された中国映画の大作「LOVERS」だが、この主題曲が過日にいただいたCD「二胡Ⅱ」 に収録されていたから。プレゼントくださったお方を思い浮かべながら「鑑賞」、中国大陸の大きさを「観照」した時間ともなった。

 ご精算に参上したスタッフが帰社、報告を受けたらお客様から面白いご感想が。このお客様、つい最近にご親戚の葬儀を大手葬儀社が担当されており、何かにつけて比較対照的なお言葉があったとのこと。

 お通夜と葬儀の司会だけを担当した私だが、「普通じゃない。近寄り難い重みがある。あれが本物の葬儀社だ」とのお言葉。「重み」は嬉しいが「近寄り難い」に複雑な感情も抱いてしまう。しかし、弊社の方が高レベルだったというご感想だったので納得しよう。
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