2005-10-09

ご仏縁に手を合わせ  NO 1295


 出勤して昨日の報告を受けたら、数名が深夜2時過ぎまで残業していたことを聞いた。

 特殊な技術を有される人物を招いての勉強会、講師となってくださった方の名前を耳にし、有意義な時間を自主的に組み込んでくれていたスタッフ達に感謝をしている。

 皆にやさしさを感じる。私の健康に気遣ってくれ、出してくれるお茶は緑茶系が除外されている。これは医師から「茶色のお茶を」と指示されたことをチラッと伝えたことから始まっているが、こんな配慮が嬉しい。

  そんなお茶を飲みながら日課となっている各ブログを訪問する。弊社HP内のリンクのページを開け「出たとこ勝@負ログ」さんからスタート、過日から楽しみ にしていたアップルコンピュータ社のCEOスティーブ・ジョブス氏がスタンフォード大学の卒業式でされたスピーチの第三段が記載されていた。

「もし今日が自分の人生の最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」

「死はみんなが共有する終着点なんだ。死はおそらく生が生んだ唯一無比の最高の発明品だと思う」

 そんなスピーチ内容に目が留まったが、自身がガンに侵されていた体験話も組み込まれ、学生達に強い説得力で伝達されたことだろうし、次回は第4段、最終回となるそうで楽しみにしている。 

  一方で函館の女性が発信される「空飛ぶ水冠」さんのコラム「迷いの窓」が連載で更新されていた。テーマは「砧の音」、毎号の文章力に感嘆しながら畏敬の 念、今回も文芸という専門の資格を有される彼女らしい世界に浸らせていただいた。ご訪問は「久世栄三郎の世界」からリンクされておりますのでどうぞ。

 今月に入ってから雨の日が多い。今日も近くの小学校の校庭で保育園児の運動会が行われていたが、午後から強い雨で気掛かり。そんな中、緊張するお客様がご来社、「完成しました」と小冊子を届けてくださった。

 1年前にお母様のご葬儀を担当させていただき、その後に遺稿となったものを編集された「吟詠人生応援歌」と題された素晴らしい内容の冊子、明日に淡路島で「偲ぶ会」が開催されるにあたりスタッフ一同で合掌申し上げた。

 同時にスタッフ宛と私宛の2枚の感謝状を恵贈くださった。どちらも故人であるお母様からのお言葉として表記されたもの。スタッフ宛のものは事前相談でご自宅に伺った際にお母様と交わした部分から始まり、私宛のものは次のような表記からスタートくださっていた。

感謝状
『貴方は、私の葬送に際して真心溢れる儀式を執り行ってくださいました。お陰様で無事、こちらの世界にたどりつき、毎日楽しく暮らしております。こちらでも、家族や友人の皆様から「すてきな葬儀でしたね』とうらやましがられましたよ。・・・・・』

 数日前に書いたサンキュー・レターも嬉しいが、こんな感謝状を頂戴するのは葬儀社冥利に尽きる至福の極み、不思議な出会いとなった「ご仏縁」に心から手を合わせた。

  夕方からブライダルの打ち合わせで遠方のホテルに向かったが、前方が見えないほどの大雨で恐怖感。やっとの思いで定められた時間に到着、ホテルスタッフを 交えて新郎新婦とお父様であられるお寺様とご一緒、「新婦のわがままを何でもどうぞ」とアドバイス。その後、檀家さんである割烹で素晴らしいお料理を頂戴 して帰宅。打ち合わせを行った仏前結婚式の資料を整理してから「独り言」を打ち込んだ。
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