2003-01-09

今日から出張です    NO 309

今日と明日は、東京のホテル。終われば上越新幹線での移動が控えている。

 四捨五入すれば60という初老の身に、上州の空っ風が厳しいところだ。

 新年が明けてから多くの方が来社された。特に多かったのは、全国の仕入先の担当者で、それぞれが新年の挨拶に続いて葬祭業界の急変について熱く話されたのが印象的。

 そんな中に必然として登場した共通の話題が「日本トータライフ協会」の存在。

昨年のクリスマスの日にリニューアルされたHPに対する同業者の反響が大きいそうで、電話があって注文を期待して訪問すると、協会へ入会するためのコネクションを依頼されるだけだったと、立腹されていた御仁もおられた。

 今年は、協会に加盟希望をされる業者が多いかも知れない。私は、理事長という肩書きを頂戴しているが、単独で入会を認める職務権限は一切ないので誤解されないように願いたい。

 メンバー推薦で審議に入り、論文提出から面接に移ることになっているが、私の心の中に難問があり、その対策に困っている。

 それは、全国で開催された協会研修会で様々な技術研鑽をされたメンバーと、これから入会される方とに生まれる技術的な温度差で、葬祭業に対する誇り、信念、経営哲学だけで簡単に追いつけるものではないという現実である。

 業界雑誌の前々号に、当協会の副理事長の特集記事が10ページぐらい載っていた。それをご覧なられた業者さんが、「衝撃を受けた」と次号の前号に投書されていた。

 こんな思いを抱かれる方が、メンバーとして入会を希望されるなら歓迎だし、上述の心配事を努力でクリアしてくれるだろうと期待も出来る。しかし、ビジネス展開の手段として協会加盟を求められる方が多く、これらが協会役員の悩みの種となっている。

 そこで重要になってくるのが論文と面接。理事長、副理事長の責務は重く、今年は、全国各地に出掛けなければならないことが増えると覚悟している。

 年末から年始に、昨秋の大阪、神戸研修会の収録ビデオをメンバー達に郵送したが、この6時間の映像内容は、今の葬祭業界やホテル業界にあって数百万円の付加価値があると自負している。

 数日前のこと、たまたま懇意にしている2社の仕入先が同時に来社されたので、このビデオの一部を私の隠れ家で笑覧いただいた。

 理解しやすい部分を選び、放映時間は約20分だけだったが、彼らは衝撃の表情を見せられ、「これを販売させていただければ最高なのですが」と揃って言われ、この20分だけでも100万円の値打ちがあるとも言ってくれた。

 映像を見せれば情報が流れる。そんなご心配をされる方もおられるかも知れませんが、技術的にも絶対に真似が出来ない世界。その上に知的所有権の帰属がある。だからオープン化するということをご理解いただければ幸いです。
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