2003-12-27

年末の治療   NO 648

写真は、懐かしいテレビの特別番組の一場面。高島政宏さん、岩崎良美さんと私の3人がゲスト。奥から順に登場する場面が嫌だったことを覚えている。

 さて、私の家から200メートル以内に数件の整骨院が開業され、それぞれが多くの患者さんたちを担当されている。

 物療と呼ばれる整体技術と言うのだろうか、最近に流行の兆しを感じる医療サービスである。

 大きな駅にはクイックマッサージや足のマッサージが潮流で、結構若い人たちが利用しているのを見かける。

 今月を迎えてから痛み出した後頭部の持病、冷え込みと共に痛さが日々厳しくなり、堪らず近くの「かない整骨院」に飛び込んだ。

 昔と比べ電気治療の機器がハイテク化していて様々なものがある。考えてみれば、これらも高齢社会の到来が生んだ副産物かも知れない。

 いくつも並んだベッドに横たわり電気治療を受ける。天井のスピーカーから音楽が流れているが、「東儀さんチック」な音色で癒し系。蘇州夜曲にシルクロードまであった。

 この整骨院まで自宅から30メートル。バリアフリー対策のない私の家だが、真向かいに内科医院が開業され、その隣が銭湯で眼科医も30メートルとくれば高齢者向け環境に優れているではないか。

 銭湯の電気風呂で温まり、そのまま整骨院なら最高に幸せ。初老の身に何よりの贅沢のような気がしている。

 ここで話題を葬儀に変えるが、人生表現に関するプロデュース。その取材にあって大切なものがあるので紹介しよう。

 それは、上記に書いた治療に関すること。人は、齢を重ねると必ず医師のお世話になっているもの。メモリアルコーナーに置かれる診察券にも意味がある。画像拡大や「ぼかし」のテクニックも必要技術。

 思い出の写真や遺品展示ばかりに目が行くが、プロデュースとは終焉を迎えられた瞬間から遡る取材でシナリオを描くべき。多くの企業秘密があるが、そんなヒントで考えてみれば意外なものを発見する。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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