2004-01-16

鶯はまだですが   NO 671

今日は「やぶいり」に「三隣亡」の日、九星で建築なんかが嫌われ、近隣を焼くから火事に注意とされている。

信じる信じないは個人の自由だが、葬儀や結婚式で「友引」や「大安」を気にしない時代がいつ来るのだろうかと興味を覚える。

 今日の写真は、ちょっと風流で高尚な世界。数日前に公休だった女性スタッフが撮影してきたもので、滋賀県の長浜で開催されていた盆栽展の「梅」。司会で「鶯嬢」を目指す若い女性が盆栽展に足を運んだというのに驚いた。

 盆栽と聞くだけで日本の文化を感じるが、これまでに葬送を担当した方々の中で盆栽を晩年のご趣味とされた方が多く、祭壇の横に遺作として飾ったことも少なくない。

 さて、頼まれ事があって、二人の子供がお世話になっていた小学校に行ってきた。

 学校には3つの門があるがすべてが施錠されており、正門からのインターホンで校内に入ったが、悲惨な事件の影響からセキュリティの厳しさを実感した。

 久し振りの校長室、女性校長らしいイメージに模様替えがされ、何か明るい感じがしたが、掲示されている歴代校長のお写真を拝見しながら、ふと20年前頃の思い出が甦ってきた。

 そのお写真には、もうご遺影となってしまった方が多く、私が会長時代にご一緒した校長先生も数年前に逝去されている。

 子供がお世話になった時代に教務主任をされておられた先生、そのご伴侶が現校長という「えにし」。出来の悪い子供の親として羞恥の心情も生まれていた。

 職員室で若い女性の先生に伺った話だが、信じられないほど在校生徒が少なくなっており、ここでも少子高齢社会の現実を再確認する。

  室内にセキュリティモニターの映像が映し出されている。門の施錠がなされていても、侵入者は簡単に塀を乗り越えられるのが現状で、教育の場で余計な心配が 加わることになり、学びの環境を考え直さなければならない時代だということで意見が一致。安全な学校であるように祈りながら門を出た。

  明日は、遠方に出張するが、天気予報を調べると大阪も深夜から雪のよう。大分県の業者からの電話によると、大分道が雪で通行止めとのこと。私は東に向かう が、新幹線が遅れるだろうと心配しながら、次の日に帰阪してホテルでの会合に直行しなければならないのでハードスケジュール。

高級ホテルとして名高いこのホテル、総支配人さんとは数年前からのお付き合い。過去にスタッフ向けのレクチャーを担当したことがあるが、80人ぐらいも出席されたので驚いた。

 このホテル、特別優遇されるメンバー制度がある。宿泊はすべて半額で、複数以上で食事をすれば私の分が無料となるが、二人で食事は申し訳ないような気がしてならず、もっぱら他府県から来る知人に宿泊を勧めている。

 人生は、四季。花が咲き、やがて散る。霜や雪を凌いで気品高い梅の花が目覚める。そんな春の訪れを待ち焦がれている日々だが、これから北国への出張のシーズンに突入する。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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