2004-01-23

雪の思い出   NO 678

弊社が加盟する「日本トータライフ協会」、全国各地のメンバーが「コラム」らしきものを発信しているが、今日、神戸のメンバーのページ「あるがまま」を訪問したら写真入り。

 イチロー選手や阪神の赤星選手らとゴルフを共にされたそうで、ツーショットを掲載していたのはいいが、本文を読んでいくと寝過ごしてギリギリ間に合ったというではないか。

 <あの人らしい>と、その豪快な大物振りを物語る出来事に思わずニヤッとしてしまった。

 協会主催の研修会以外で何度か食事を共にしたことがあるが、心配り気配りに神経を遣われる繊細な心の持ち主。大震災に於ける彼の活躍は有名で、その体験談は悲しみの「語り部」としてメンバーに認識されている。

 さて、この数日、全国的な冷え込み。九州や四国でも積雪があり、北陸方面では交通機関が麻痺状態と報じられていた。

 九州のメンバーが発信する「もっこす瓦版」を訪問すると、夜間の受注態勢を考え、「霊柩寝台自動車にタイヤチェーンを装着しておこうか?」なんて書かれていた。

 それで思い出したのが、私が生まれて初めてタイヤチェーンを着けた時のこと。

 クラウンにロイヤルサルーンが登場してからすぐだった。夕方から岡山に向かった中国道、佐用インター近くのトンネルを過ぎた途端に大雪、ヘッドライトを上向きにしたら何にも見えないぐらいに降り出した。

 それらは5分も経たない内に積もり出し、スリップする危険な状況となってきた。

 <次のサービスエリアまで>という甘い考えは間違いなく事故の元。プロである大型トラックがあちこちに停車してチェーン装着をしている。

 しばらく行くと非常時の退避所があり、そこで猛吹雪の中、悪戦苦闘の装着を体験。

 要した時間は25分。<これで大丈夫>と思いながら徐行運転。ドライバー必携で学んだマニュアルをひとつひとつ思い出しながらチェックをする。

 <よし、完璧だ>と思った瞬間、ひとつだけ忘れていたことに気付いた。ホイルキャップを外すのを忘れていたのである。

 雪は、目的地まで積もっており、やっと到着してタイヤを見たが、ホイルキャップは無残な姿の傷だらけ。帰阪してから新品を注文しなければならない羽目となったが、世話になっているモータースのオヤジさんから「事故を起こしたと思ったら安いもの」と大笑いされた。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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